デザイナーに発注する際、必ず抑えておきたい「参考デザイン」のテクニック | DOER NOTE

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デザイナーに発注する際、必ず抑えておきたい「参考デザイン」のテクニック
佐藤タカアキ

デザイナーに発注する際、必ず抑えておきたい「参考デザイン」のテクニック

デザイナーに要望を伝える時、皆さんはどういう手段を使っているでしょうか。中には、全くイメージと違った成果物が上がってきて「あのデザイナー、使えない」と思った経験がある方も多いのでは。現役デザイナーの佐藤タカアキさんは、こうした不幸なすれ違いを避けるために「参考デザイン」のうまい使い方を提案しています。ぜひご覧ください。

 

「イメージと違う。もう頼まない」を避けるために

こんにちは、デザイナーの佐藤タカアキです。

 

Webサイトや名刺などを作りたいと思ったとき、デザイナーへ依頼して制作してもらう場面が多々あるかと思います。

 

そんなとき、自分のイメージしたとおりの、満足いくものはできあがりましたか? 中には「イメージと全然違った!あのデザイナーにはもう頼まないでおこう…」なんて辛い経験をされた方もいらっしゃるかと思います。

 

しかし、制作物とは依頼主と制作者が一体となって初めて良いものが作れるもので、いいデザイナーに頼んでおけばいいモノが自動で出来上がるといったものではありませんよね。

 

また、依頼側が制作者側に寄り添って一緒にやっていきたいと思っていても「イメージする参考デザインを共有するくらいしかやり方を思いつかない」といった方もいるかと思います。

 

今回は、依頼側が制作者側にデザイン要望を伝えるときに知っておきたい2つの手法についてお話させていただきます(※今回はWebサイト制作を想定してお話させていただきます)。

 

参考デザインを共有しよう

さて、そもそもなぜ参考デザインを共有したほうがいいのかと言いますと、依頼者と制作者、お互いの認識のズレを減らしていくのが目的です。

 

例えば一口に「かっこいい」や「かわいい」と言ってもその言葉だけだと抽象的すぎて共通認識が取れないんですよね。

 

 

 

僕的には上記4つのビジュアルはそれぞれかっこいいしかわいいと思いますが、そう思う理由もそれぞれ違いますし、そもそも上記ビジュアルをかっこよくない、かわいくないと思う人がいるのも事実です。

 

このようなイメージを抽象的な言葉だけで共有することのリスキーさを認識し、参考デザインをしっかり探しておきましょう(何にしても準備が大事)。

 

参考デザインを探すときに役立つまとめサイト

 

 

次に参考デザインを探すときに役立つサイトを紹介します。


デザインギャラリーはいっぱいありますが、その中でもデザイナーという立場から見て信用できる&クオリティが高いものを紹介させていただきます。

 

デザインギャラリーの紹介記事じゃないので、クオリティが高いサイトがまとめられていることと、使い勝手が良いサイトに絞って2つ紹介させていただきます。

 

▲S5-Style
http://bm.s5-style.com/
AID-DCCのアートディレクター田渕将吾さんが運営するデザインギャラリー。

 

▲MUUUUU.ORG
http://muuuuu.org/
QUOITWORKSのアートディレクター・ムラマツヒデキさんが運営するデザインギャラリー。

 

上記2サイトは、運営者が現役のアートディレクターということもあり、デザインギャラリー自体が見やすく、カテゴリ分けもスッキリしていて探し物を見つけやすいし、まとめられているサイトがどれもクオリティの高いサイトばかりです。

 

運営者のアンテナも非常に高く、デザインへの知見もあり、超信用できるサイトです。

 

※ごく稀に、もう運営されていないような古いデザインギャラリーからデザイン拾ってきて「これ参考に!」って渡されて非常に困ったことがありました、上記2サイトから探してもらうと、制作側としてもすごく嬉しいです。

 

参考デザインを共有するときの注意点

 

 

参考にしてほしい部分を伝えましょう

Webサイトのデザインは、様々な要素が合わさって初めて素晴らしいデザインに仕上がります。写真、イラスト、色、フォント、それぞれのサイズ、余白、などあげ始めたらキリがありませんがざっくりあげるとこんな感じです。

 

例えば

 

「このサイトがイメージに近い」
「このサイトの余白感がイメージに近い」
「このサイトの、写真をダイナミックに魅せ色も落ち着いた感じがイメージに近い」

 

だと伝わる情報は全然変わります。

 

イメージをより明確に共有することで、お互いの認識のズレはより少なくなります。また、制作者側も事前に仕入れた概要やコンセプトからのズレが出ないかを早い段階で確認できます。

 

何事も伝えすぎてダメなことはありません、自分が思っている以上に相手には伝わらないものが感性であったりするのでガンガン共有していきましょう。※こうしろこうしたい、ではなく、これがイメージに近いという伝え方が良い(あくまでも抽象的表現による認識のズレを減らすためなので)


イメージから遠い参考デザインも共有しよう

 

 

この手法は僕がフリーランスのデザイナーになってから仕事をこなしていくうちに見つけた方法なのですが、文字通りイメージとは違う参考デザインも共有しましょうという話です。

 

たとえば依頼主と制作者2人で「青系のスタイリッシュなサイト」の完成を目指しているとしましょう。そしたらまずは青系のスタイリッシュなイメージを共有しますよね。

 

そのときに共有したものは「青系のスタイリッシュなサイトの中でもイメージに近いもの」なはずです。要は正解イメージですね。

 

このときに失敗イメージも共有しておこうという話です。

 

「青系のスタイリッシュなサイトの中でも、これはイメージから遠いな」というものを共有しておきましょう。やらないことを決めておく、進まない方向を決めておくだけでスムーズに進みます。

 

さいごに

今回は「参考デザインを共有するときの注意点」と「イメージから遠い参考デザインも共有する」という2つの方法を紹介させていただきました。

 

Webサイトはたしかに依頼主と制作側の分業によって作られるものですが、目指すゴールは一緒なので協力できる部分は多々あるはずです。今回は互いの認識のズレを減らす方法の紹介になりましたが、次回はよりスムーズに制作を進めるための「デザイナーのパフォーマンスがあがる言い方とやる気がさがる言い方」的な記事を書こうと思います(コミュニケーションスキル的な話です)。

 

経営者やデザイン制作の依頼側になる立場の方々のお悩みやぼやきに答えていければと思いますので、ご意見のほどお待ちしております。

 

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佐藤タカアキ

2014年2月に株式会社LIGに入社後、LIGブログを中心に撮影から合成等のビジュアルデザインを担当。「個人をメディアとして考える」をテーマにLIGブログを通しての社員ブランディングに取り組む。 2016年以降は自社開発チームのデザイナーとして、Web・グラフィックなど幅広く担当し、2016年10月にフリーランスのデザイナー兼カメラマンとして独立。 独立後は、コーポレートサイトやWebメディアの立ち上げから、サイトリリース後のアイキャッチやバナーなどのトータルデザイン。SNS広告で使用する商材の撮影など。 見やすいデザイン・伝わるデザインを心がけて活動中。

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