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今すぐ使える、企画者の脳をあたためる10の方法
出村光世
  • 著者/出村光世
  • Konel Inc. プロデューサー / 代表

今すぐ使える、企画者の脳をあたためる10の方法

アイディアが出ない悩みは、万人に共通するものでしょう。(株)コネル 代表取締役・出村光世さんはその悩みにコンディション面からアプローチし、10個の実践的な手法を提案しています。今すぐ使える手法ばかりです、ぜひご活用ください。

 

企画にも「コンディション」が重要

企画性を求められる仕事をしている人であれば、誰もが一度は経験するであろう「いいアイディアがでない」という感覚。

 

プロとしては当然締め切りに間に合わせることが前提であるし、アイディアがまとまらないのを環境のせいにするのも気がひける。

 

でも事実、色々な環境が整わないと名案は閃かないものです。

 

オリンピック選手が一瞬の勝負のために数年スパンで調整してくるのと同等に、コンディションを整えるのが企画のプロとして重要な仕事です。

 

この場合のコンディションとは、ゲームに例えると

 

 

に分解できます。

 

僕自身、企画で手詰まることが多いのですが、意識的に脳のHP / MPのために行なっていることをご紹介します。誰でもすぐにできる10の手法は、以下のとおりです。

 

  1. 紙のノートを買う
  2. チャットの通知を断つ
  3. 通勤ラッシュを是が非でも避ける
  4. 脳に栄養を送る
  5. 運動する
  6. バーテンダーと話す
  7. Twitterで1,000人以上ランダムにフォローする
  8. 水辺で考える
  9. 「独りリハ」をやる
  10. ジブン天才説を唱える


 
それぞれ説明します。

 

脳のHPを上げるためにできること

 

 

1.紙のノートを買う(大きくて安いもの)

スマホの小さい画面を凝視する時間が増え続けていることで、視野も思考も予想以上に狭まっています。

 

まな板が広いと効率よく新鮮な状態で料理が進められるように、企画の材料も小さい画面と親指だけで料理するのではなく、物理的に大きなスペースで書いてみるとスムーズです。

 

スマホは何かを思いついた瞬間にメモを取れる便利さがありますが、紙のノートとPCを交互に使うとそれだけで視点を変えられて企画の密度が高まります。

 

学校のように机に正対し続けるだけではなく、ソファなど姿勢を変えやすい場所で書くと、思考がスタックしにくいです。

 

気張ってオシャレなノートを買ってしまうと「いいアイディアを書かないといけない」という謎のセルフプレッシャーが働くので、百均でそろえることをおすすめします。安いノートはカフェでナプキンに走り書きする感覚に近く、気張らず筆を走らせられるため、ブレイクスルーに繋がりやすいです。

 

2.チャットの通知を断つ

昨今の企画の敵は、超短期での思考断絶です。複数のことを並行して考えることは、本来企画にもよいことなのですが、数分・ひどいときには数十秒単位で飛び交う別チャンネルのチャットは、害でしかありません。

 

リアルタイムなコミュニケーションはもはや手放せませんが、企画作業をする時はチャットの通知を断つことを、おすすめします。よく「飛行機に乗ると企画書が進む」という人がいますが、まさしく電波が弱い効果でしょう。

 

おすすめは、スマホの安眠モード。電源はオンのまま、通知は一時的にシャットダウンするのが吉です。

 

3.通勤ラッシュを是が非でも避ける

朝、定時に出社して自席に座して企画作業をスタートさせるためには、満員電車に乗ってはいけません。

 

満員電車に乗ることは、企画に一番重要といっても過言ではない脳のHPに損害を与える罪深い行為です。もしこのことを理解せずに出社を強要する会社に属していたら、黄色信号です。

 

4.脳に栄養を送る(パンがおすすめ)

特にクリエイター気質が強い場合、作業にハマったりすると長時間メシも食わずにデスクに向かう人が多いです。しかいこれは酷使された脳をさらに絞るような行為でしかなく、やはり罪深いです。どんな形式でもいいのでメシを食いましょう。

 

僕のオススメは断然「パンを買ってくる」です。買っておけば自分のタイミングで食べられるし、ふと屋上で食べてもいい。お店じゃないので食器の上げ下げなどの干渉もありません。

 

ちょっと高くていいパン(500円で2個くらいの価格)は、だいたいメチャ旨い。ただカロリーをとるだけではなく、ちゃんと旨いもので脳を刺激して、多幸感がある状態で頭を働かせると企画の中身もハッピーになっていく気がしています。

 

生活動線に美味しいパン屋が2店舗見つかったら、ガッツポーズです。

 

5.運動する(一人で行なうものがおすすめ)

作業の手が止まる時は、閃かないこと以上に、選択に迷っていることが多いです。
AかBか……時間に余裕がある場合は寝かすが吉です。

 

寝ても結論が出なかった場合は、運動します。

 

水泳、自転車、ランニングなど、なるべく一人で行なうスポーツがおすすめです。体を動かしている間、脳の酸素レベルが下がると余計なことを考える余裕がなくなるので、課題の本質が見えやすく、運動を終えた後に再度企画に向き合うと、進みが良いです。

 

プールに行けない時は、熱めのシャワーを浴びるだけでも、考えが固まりやすいです。

 

脳MPのためにできること

 

 

6.バーテンダーと話す

「インプットの量を高く保つ」。誰しもが唱えている定説ですが、やっぱり重要です。「閃きは情報の組み合わせで生まれる」とも言われますし、そのぶん引き出しの数が物を言います。

 

決して毎週美術館に行く必要はなくて、ネットサーフィンやマンガ喫茶でも十分インプットになります。ただし、情報源がネットや二次元だけに偏ると、人の感情の変化までをイメージしにくくなります。一定の幅の人々と会話を持つことで、引き出しの中身にリアリティが伴ってきます。

 

ただ、なかなか「一定の幅」というのが難しい。気軽に話せる友人は類友だったり、仕事関係の知人とは気軽に話せなかったり。そんな時は、美容師かバーテンダーと話して、間接的にいろいろな人の情報を得るのが得策です。

 

特に、頻繁に通って不自然じゃないのがBARです。バーテンダーは仲良くなると、積極的に必要な情報や人を紹介してくれたりする、素敵な存在です。一人飲みは敷居が高いかもしれませんが、ぜひトライをおすすめします。

 

7.Twitterで1,000人以上ランダムにフォローする

とある偉大なクリエイターが、山手線を周回しながら企画書をしたためるという手法をとっていて感心したことがあります。

 

原宿では女子高生、新橋ではサラリーマン、巣鴨では年配の方々を目の前にしながら企画をすると、本当に考えが広く受け入れられるか多角的かつリアルタイムにセルフチェックできるということだそうです。

 

ただこれは、「山手線を使える」という場所の制約が大きい手法です。東京にいない場合におすすめなのが、Twitterです。

 

何を今さらと思われるかもしれませんが、1,000人以上をランダムにフォローしていくとかなり世代をまたいだ本音が見えてきます。映えを狙ったInstagramよりも、Twitterの方が本音は見えやすい肌感があります。会社やチームで1,000人以上フォローを保つ、ソーシャルリスニング用のアカウントを共用するのも悪くないと思います。(もちろんマナーは守りましょう)

 

8.水辺で考える

これは変化球ですが、水辺で企画すると、経験的にいいアイディアが生まれやすいです。なぜ水辺が良いのかというと、おそらく水面の動きが予定不調和だからです。

 

特にAIやレコメンドエンジンが急速に発達した昨今は、欲しい物や情報が必要な時に手に入るようになりました。逆に自分が欲しいと思っていないモノや情報には出会いにくい、いわば「予定調和」な時間が増えてきています。

 

デフォルトで視野が狭まりやすい状況なのに、規則正しく理路整然と整理された空間だけに閉じこもっていると企画も閉塞的になりやすいもの。

 

そこで水や風など、自分ではコントロールできない存在を目の前にするだけでも、流動的な発想ができやすくなります。海辺にあるコワーキングスペースは、それだけでも価値が高いと言えるでしょう。

 

9.「独りリハ」をやる

誰かに見せる前に企画書の質を上げる最短のルートは、独りリハです。
独りでプレゼンして、独りで質疑応答して、独りで議論します。

 

全部声に出して実行すると、かなり自己修正できます。
それも、大きい声でやるといいです。

 

全て独り言なので、周りから見られると重度に恥ずかしいです。
なので、会議室を借りましょう。
独りで会議室を借りるのは、全然悪いことではありません。

 

10.ジブン天才説を唱える

アイディアが固まってきたら、それ以降は一旦「ジブンは天才だ」と思い込む。痛いヤツになる不安を捨てて、とにかく「このアイディアは、世界を変えてしまうかもしれない名案だ」とイメージしていくことで企画に魂を宿せます。

 

そうすることで、プレゼンにも熱が込められます。「お口に合うかわかりませんが」と出すのではなく「愛情たっぷり作ったので召し上がってください」と出せます。外してしまっても、相手は全身全霊のフィードバックをくれるものです。ぬるいまま出して、美味いとも不味いともコメントが出ない企画が最悪です。

 

そうならないためにも、まずは自分のアイディアを信じるところからスタートです。

 

企画が企画で終わらず、実現に向かい、そして成果を出していくためには、じつに多くの人のヤル気が必要です。逆に言うと、企画とは成功のためのヤル気の火種を灯す仕事と言えます。

 

以上10の方法でした。 
どれも簡単に試せて再現可能なものなので、ぜひお試しください。

 

株式会社コネルのFacebookページ

出村光世
  • 著者/出村光世
  • Konel Inc. プロデューサー / 代表

[Konel Inc.] プロデューサー / 代表 2011年、アクセンチュア在籍時にクリエイティブ・カンパニーKonelを創業。 その後、東急エージェンシーでのパラレルワークや事業会社のCMO受託を経て、広告主・代理店・制作会社を横断してマーケティングに従事。Amazon初の実店舗「Amazon BAR」などの体験型コミュニケーションを多数プロデュース。日本橋と金沢で運営するシェアビル「FACTORY」は、多様な個人や企業の交差点になっており、クリエイティブの越境を促進している。

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