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現役デザイナーが指南!失敗しないデザイナー選びのコツ

はじめまして、デザイナーの佐藤タカアキです。

DORE NOTEでは、今まで僕がデザイナーとして蓄積してきたナレッジやノウハウを発信し、クライアントがよりデザイナーのことを知り、仕事の依頼がしやすくなるよう活動していければと思います。

さて、制作案件を依頼するクライアントで、デザイナーに発注したいけどどの案件がどのデザイナーに向いてるのか、どのデザイナーであれば期待通りの成果を出してくれるのかわからないといった方もいるかと思います。

そんな迷えるクライアントの方々のために、今回は「デザイナーのスキルの見極め方」をご紹介します。

ポートフォリオをチェックする

ポートフォリオをチェックする

まずはデザイナーが所有しているポートフォリオを見せてもらいましょう。
※そもそもデザイナーはどこで探せばいいの?という疑問はまた今度「探し方」的な記事を出しますので一旦置いておきます。

ポートフォリオとは?

ポートフォリオとは、デザイナーに関して平たく言えば「作品集」です。

このポートフォリオにも様々な見せ方があり、「紙媒体、オリジナルWebサイト、googleドライブ、ポートフォリオサービスサイト」など様々あります。

ここでは上記のどの見せ方でも特に差はありません。

なぜなら、すごくクオリティの高い紙ポートフォリオや、オリジナルWebポートフォリオであろうと、その媒体自体は外注して制作することも可能なのですから。

「外壁」ではなく「作品」に注目しましょう。

もちろん、ポートフォリオサイト自体のクオリティが高いことに越したことはありません。素晴らしいポートフォリオを、自身ですべて制作している方もたくさんいらっしゃいます。ただ、クライアント側からデザイナーを見定める時に、ポートフォリオの表面的なデザインだけで判断するのは少し早いのではないか、ということです。

ここだけで判断してしまうから「ポートフォリオだといい感じなのに、依頼してみると期待どおりの成果物が上がってこなかった」というミスマッチが起きてしまうのです。

ポートフォリオでチェックすべきポイント

ポートフォリオでチェックすべきポイント

ポートフォリオには、基本的にはデザイナーが担当した案件が一覧で見えるように並んでいるのが一般的です。

ここの数も多いことに越したことはありませんが、本当に注目すべきは以下になります。

その案件のデザイン担当範囲はどこ?

「デザイナー」と一言で言っても、現在その役割は非常に幅広くなっています。

UXのみを担当するUXデザイナーであったり、ばりばりフロントエンドまでこなすWebデザイナーであったり、1枚絵を作り込むのが得意なグラフィックデザイナーだったり、もはや肩書なんて関係ない動きをするデザイナーのほうが多かったりします。

なので、ポートフォリオで紹介している案件1つを取っても、メインビジュアルのみ担当したのか、UX部分を担当したのか、フロントエンドのコーディングまで担当したのか、はたまた全部ひとりでやったのか。

この案件に対して「デザイナーがどこまでやったのか」を把握しないことには依頼できないはずなのです。

依頼できたとしても、期待通りの成果を出してくれるかどうかはほぼギャンブルになるでしょう。

担当範囲を知る

良いポートフォリオの例として、以下のサイトでは、1つの案件にたいして詳細ページを設け、自身が「なにを担当したか」を明記されています。

LIPS - TAKAYA OHTA

https://takayaohta.com/project/lips

SHINPEI NAKAYA » 鶴と亀 禄

http://shinpui.jp/tsurutokame/

なにを担当したかに加えて、一つの案件ごとに制作の過程がしっかり明記されているポートフォリオは信用できますね。

ポートフォリオに掲載されていない情報ですり合わせをしておいた方がよいこと

ポートフォリオに掲載されていない情報ですり合わせをしておいた方がよいこと

スキルセットを知る

上記の担当範囲に加えて、

「なんのツールを使用したか」
「どれだけの工数がかかったか」

ここまで明記されているポートフォリオは中々ないので、依頼する前にすり合わせをしておいたほうがよいでしょう。

得意な系統を知る

「Webデザイナー」「グラフィックデザイナー」「UIデザイナー」と様々なデザイナーの種類がある中で、そのうちの一つ「Webデザイナー」の中でも様々なデザイナーがいるわけで、クールなテイストのデザインが得意な人、ポップなデザインが得意な人、情報多めなサイトを整理するデザインが得意な人と得意ジャンルは別れます(上級デザイナーは得意不得意の差はないと思うけど)。

「どの系統が得意なのか?」すり合わせる必要があります。

クールなテイストのデザインクオリティが高いからといって、他のテイストのデザインクオリティも高いのかと言ったらそうではないことが多々あります。

この案件のテイストでもいけるのか?しっかり吟味しましょう。

まとめ

  • ポートフォリオのクオリティではなく1作品の担当範囲をチェック
  • スキルセットを知る
  • 得意ジャンルと不得意ジャンルを知る
  • 担当範囲が曖昧なポートフォリオは信用ならない

​​​​​​​以上を踏まえてデザイナーへの依頼をおこなっていけば、クライアント側の期待値から大きくずれることのない成果物があがってくるかと思います。

「ポートフォリオは良かったのに実際に依頼してみたら全然だめだった」とならないために、クライアント側も”デザイナーの選び方を知り、”サボらない選定”を心がけましょう。

協力して1つの作品を作り上げるよきパートナーを見つけられるよう、制作作業に入る前の準備をお互いクオリティの高いものにしていくのが一番の近道かもしれません。

佐藤タカアキ

著者/ 佐藤 タカアキ
フリーランス デザイナー

2014年2月に株式会社LIGに入社後、LIGブログを中心に撮影から合成等のビジュアルデザインを担当。「個人をメディアとして考える」をテーマにLIGブログを通しての社員ブランディングに取り組む。 2016年以降は自社開発チームのデザイナーとして、Web・グラフィックなど幅広く担当し、2016年10月にフリーランスのデザイナー兼カメラマンとして独立。 独立後は、コーポレートサイトやWebメディアの立ち上げから、サイトリリース後のアイキャッチやバナーなどのトータルデザイン。SNS広告で使用する商材の撮影など。 見やすいデザイン・伝わるデザインを心がけて活動中。

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