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掲載前に押さえておきたい広告出稿のポイント【ITmedia(TechTargetジャパン)編】

本企画は、広告出稿のポイントを媒体別に解説するシリーズです。

第一弾として、企業向けIT系媒体「ITmedia(TechTargetジャパン)」を取り上げます。

TechTargetジャパンは、ITmediaの主要媒体の1つで、企業の情報システムやDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する人を対象に、製品・サービスの導入・購買を支援するIT情報プラットフォームです。

広告出稿のポイントを探るため、ユーザー(読者)インタビューや、媒体の「中の人」へのヒアリングを実施しています。

媒体資料で触れられることが少ない、実際のユーザー(読者)の考えや行動から、攻略のヒントを探ります。

ぜひ、参考にしていただければと思います。

本企画(『掲載前に押さえておきたい広告出稿のポイント』シリーズ)の取材にご協力いただける媒体社様を募集しております。広告記事ではございませんので、費用は発生いたしません。

目次[非表示]

  1. 【要約】 広告出稿のポイント
  2. 媒体概要(TechTargetジャパンとは?)
  3. TechTargetジャパンユーザー(読者)の利用実態
  4. 媒体の「中の人」に聞く、広告出稿のポイント
  5. 取材協力

【要約】 広告出稿のポイント

  • オファーコンテンツ(広告出稿用のコンテンツ)は、「事例」がおすすめ
  • 「事例」は、ターゲット層と同じ業種や企業規模を推奨
  • サイト内検索を意識して、コンテンツのタイトルを設定する
  • ガートナーやITRなどの第三者機関によるコンテンツも有効
  • 客観性のある比較表やポジショニングマップを積極的に盛り込む
  • コンテンツ内にベンダーサイトへのリンクを設置する
  • リードへのアプローチは、電話よりメールを推奨

媒体概要(TechTargetジャパンとは?)

アイティメディア株式会社が運営するTechTargetジャパンは、企業の情報システムやDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する人を対象に、製品・サービスの導入・購買を支援するIT情報プラットフォームです。

ITインフラやセキュリティ、業務アプリケーションなどさまざまな専門テーマに関する、最新ニュースや導入事例、ホワイトペーパーを紹介しています。

▲出典:TechTargetジャパン

同メディアでの広告商材は、リード件数保証型のリードジェネレーションサービスがメインです。ホワイトペーパーや編集タイアップ記事を閲覧したユーザーのデータを、リード情報として広告出稿企業に提供しています。

▲出典:TechTargetジャパン

TechTargetジャパンユーザー(読者)の利用実態

ユーザー(読者)の利用実態を理解するため、TechTargetジャパンから製品・サービスの購買に至った経験を有する3名の方へのインタビューを実施しました。

インタビューの詳細は上記スライドにまとまっていますが、ポイントは次のとおりです。

■検討フェーズでは「サイト内検索」をする
日々の情報収集はメルマガやブックマークから行うが、製品・サービスの検討フェーズでは、「サイト内検索」でカテゴリキーワードを入力し、関連情報を探している。

■「事例」コンテンツに価値を感じている
「事例」は、コンテンツの信頼度が高い(噓がつけない)と考えられており、積極的にユーザーに探されている。特に、同業界の事例に価値を感じている。

■「第三者機関のレポート」が好まれている
ガートナーなどの第三者機関による調査レポートを好んで読んでいる。

■記事やホワイトペーパーを「稟議資料」に活用している
TechTargetジャパンに掲載されている記事やホワイトペーパーを稟議資料に添付したり、引用したりしている。「稟議資料に引用しやすい図やグラフがあるコンテンツは助かる」との意見もありました。

■ベンダーからのアプローチは「電話よりメール」を希望
記事やホワイトペーパーを閲覧した時点では、要件が決まっていないことも多い印象です。電話でアプローチされても困るとの意見が多数でした。

■興味をもった製品・サービスは「ベンダーサイトで問い合わせ」を行う
ベンダーからのアプローチがなくとも、興味がある製品・サービスの場合、自発的にベンダーサイトで問い合わせを行っている。

媒体の「中の人」に聞く、広告出稿のポイント

ユーザー(読者)の利用実態をふまえ、どのように媒体を活用すれば効果的な広告出稿ができるのか。アイティメディア株式会社 リード研究所 所長の小柴 豊様に伺いました。

–まずは、ユーザーインタビューの内容を聞いた印象をお聞かせください。

小柴 豊様(以下、敬称略) 今回のインタビュー対象者は「購買に至った経験を有するユーザー」なので、媒体のヘビーユーザーだと思います。もっとライトなユーザーもいるとは思いますが、媒体の活用方法を考えるうえでは、十分参考になると思います。

ユーザーインタビューから明らかになったポイントに関して、伺います。検討フェーズに「サイト内検索」をしているユーザーが多いようですが、どのような対策が考えられますか。

小柴 おすすめできる対策としては、カテゴリキーワードなど、ユーザーが検索するであろうキーワードをコンテンツのタイトルに含めることです。

TechTargetジャパンのサイト内検索対策も、通常のSEOと考え方は同じです。そういう意味で、タイトルへのキーワード挿入は重要だと考えられます。

ユーザーは「事例」コンテンツに価値を感じているようです。広告出稿時のオファーコンテンツ(広告出稿用のコンテンツ)も「事例」コンテンツを推奨されますか。

小柴 当社の調査においても、「事例」コンテンツに対するユーザーニーズが高いことがわかっています。ターゲット層と同じ業種や企業規模の事例は”自分ごと化”しやすいです。オファーコンテンツ(広告出稿用のコンテンツ)に迷った場合は、「事例」コンテンツをおすすめします。

※事例コンテンツ作成に課題をお持ちの方は、SAIRU NOTEの「導入事例を制作するための取材許諾の取り方」「BtoB導入事例の作り方」をご参照ください。

「第三者機関のレポート」が好まれている実態については、どのように考えていらっしゃいますか。

小柴 ユーザーは客観性や信憑性が高いコンテンツを求めています。そういう意味で、第三者機関のレポートが好まれているのだと思います。

TechTargetジャパンへ広告出稿をいただいている企業様においても、ガートナーやITRなどの第三者機関に調査レポートを依頼されているケースがあります。予算次第ではありますが、調査レポートを外部に依頼することも選択肢に入ると思います。

記事やホワイトペーパーが「稟議資料」に活用されているようですが、広告を出稿する際に意識すべきことはありますか。

小柴 ユーザーインタビューで、「稟議資料に引用しやすい図やグラフがあるコンテンツは助かる」との意見がありました。

あくまで客観性を保っている前提ではありますが、比較表やポジショニングマップを、オファーコンテンツ(広告出稿用のコンテンツ)に含めるのは良い手かもしれません。稟議の際の社内説明に役立つと思います。

ベンダーからのアプローチは「電話よりメール」を希望するユーザーが多数のようですが、こちらに関してはいかがでしょう。

小柴 当社の調査においても、同様の結果が出ています。才流様が提唱しているように、ベンダー視点ではなくユーザー視点で階段設計を行うことが重要だと考えています。

興味をもった製品・サービスに関しては、「ベンダーサイトで問い合わせ」を行っているようです。効果計測などで意識すべきことはありますか。

小柴 ホワイトペーパーなどのオファーコンテンツ内に、ベンダーサイト(製品・サービスサイト)へのリンクを設置すると良いですね。また、その際にWeb解析のパラメータ付与を忘れずに行いましょう。

また、広告出稿によってベンダーサイト(製品・サービスサイト)の問い合わせ数に変化があるかどうかは、確認したほうがよいと思います。

インタビューは以上です。


本企画は、広告出稿のポイントを媒体別に解説するシリーズです。媒体への広告出稿の際に、参考になれば幸いです。

本企画(『掲載前に押さえておきたい広告出稿のポイント』シリーズ)の取材にご協力いただける媒体社様を募集しております。広告記事ではございませんので、費用は発生いたしません。

取材協力

小柴 豊 氏 アイティメディア株式会社 リード研究所 所長

新聞社系調査会社、出版社、ソフトウェアベンダを経て、2000年「@IT」設立に参加。アイティメディア合併後は、リサーチやリードジェネレーションのサービス企画、Facebookページ「リード研究所」による情報提供などを担当している。

著者/ 土山 勇人
株式会社才流 コンサルタント

インターネット広告代理店にて、営業・マーケティング・サービス開発を経験。外資系大手IT企業のマーケティング部門に常駐。 約15年にわたり、300社以上のBtoB企業のマーケティング活動を支援。マーケティング組織の立上げや、ワークショップファシリテーター、営業マネジメントの経験も有する。

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