ウェビナー(オンラインセミナー)のコンテンツ、1度作って講演したきりで活用していないケースはありませんか?
リード獲得やリードナーチャリング用のコンテンツとして、重要性が高まっているウェビナー。リスティング広告や展示会などに比べると少ないコストで実施できるため、取り組みやすいマーケティング施策です。
しかし、毎回見込み顧客に刺さるテーマを考えて、内容を詰めていく作業はなかなか労力もかかります。そこで本記事では、せっかく作ったウェビナーコンテンツを最大限活用するための再利用方法を企業の取り組み事例とともにまとめました。
才流では「ウェビナーを活用したい」「ウェビナーからリードを獲得したい」企業さまを支援しています。ウェビナーの活用でお困りの方はお気軽にご相談ください。⇒サービス紹介資料の無料ダウンロードはこちら
※関連記事:ウェビナー(オンラインセミナー)運営成功マニュアル〜7つのテンプレート付〜
※関連記事:ウェビナーリードへのアプローチ方法テンプレート
※関連記事:ウェビナーからの商談化率を増やすアンケートテンプレート
※関連記事:共催ウェビナーを開催するメリット・デメリット、注意すべきポイントなどを解説
1.ウェビナーの録画や資料をコンテンツとして公開する
ウェビナーの録画や講演資料をお役立ち資料として、サービスサイトに掲載する方法です。掲載したお役立ち資料は、Facebook広告などを運用すれば新規リード獲得に役立てることができます。ハウスリストへメール配信すれば、既存リードとのコミュニケーションに活用できるでしょう。
お役立ち資料の詳しい活用方法は、「ホワイトペーパーの製作と活用の際に役立つ28のチェックリスト」をご覧ください。
企業側のメリット
- お役立ち資料を作る手間が省ける
- リード獲得コンテンツ、ナーチャリングコンテンツとして継続的に活用できる
見込み顧客のメリット
- ウェビナーに参加できなかった方が録画や資料をダウンロード・閲覧できる
- 何度も見返すことができるため、理解が深まる
- 録画や資料を社内展開できる
事例紹介
広告運用自動化ツールの「Shirofune(シロフネ)」は、過去のウェビナーの資料をお役立ち資料としてWebサイトに掲載しています。
また、人材データの管理・分析を行う「HRBrain」はウェビナーの概要をまとめたレポートをお役立ち資料としてWebサイトに掲載しています。
2.ウェビナーの概要をまとめたレポートを公開する
ウェビナーの講演概要をまとめたイベントレポートを公開する方法です。主な目的は参加者の振り返りとイベントの広報。参加者の熱量が冷めない内に公開することが重要なので、迅速な制作が望ましいです。
レポートを制作する場合は、講演後すぐに対応できるように事前にリソースを確保しておくなど体制を整えておきましょう。
企業側のメリット
- ウェビナーを認知していなかった方、参加できなかった方にサマリーを伝えられる
見込み顧客のメリット
- 当日は参加できなかった人も内容を把握できる
- 内容を振り返りたいときにイベントレポートを参照できる
- 上司や同僚にウェビナーのサマリーをシェアできる
事例紹介
弊社・才流(サイル)では、過去にオンラインカンファレンス「BtoBデジタルシフト2020」を開催した際に、イベントレポートを公開しました。
また、インサイドセールスエヴァンジェリストとして著名な茂野 明彦氏は、審査員として参加したカンファレンス「Japan Sales Collection」のレポートを自身のnoteで当日に公開しています。
3.ウェビナー内で受けた質問を後日コンテンツで回答する
申込時や当日の講演中に受けた質問をまとめ、後日コンテンツにして公開する方法です。主な目的は参加者の振り返りや質問への回答、見込み顧客の疑問解消です。
講演中にいただく質問は、1人の参加者の悩みや質問にとどまらず、参加者全体、ひいては見込み顧客全体の悩みであるケースがほとんど。講演のFAQ(よくある質問)をコンテンツにして後日公開すれば、多くの見込み顧客の疑問を解消でき、関係構築に役立つはずです。
企業側のメリット
- 後日回答することで正確性を担保できる
- 参考情報や事例などを用いた濃い回答ができる
- コンテンツ作成の手間が省ける
- 参加者だけでなく、見込み顧客全体の疑問解消につながる
見込み顧客のメリット
- 質問と回答がテキストとして残ることでいつでも参照できる
- より丁寧で深い回答が期待できる
- ウェビナーに参加していないが、疑問として持っていたことを解消できる
事例紹介
弊社が2020年4月に実施したウェビナー「新型コロナの影響で変わる、『今』やるべきBtoB営業/マーケティングとは」では、講演中にいただいた質問を後日回答しました。
また、弊社代表の栗原は、登壇したウェビナー「CONTENT MARKETING DAY」でいただいた質問を自身のnoteで回答しています。
オンライン営業システム「ベルフェイス」も同様の取り組みをしており、下記のnoteでは講演中の質問を1つずつ回答されています。
4.録画ウェビナーを定期的に開催する
評判がよかったウェビナーの録画を編集し、録画ウェビナーにして定期的に開催する方法もおすすめです。効率的にリード獲得ができるウェビナーを作ってしまえば、新たなウェビナーの企画立案や運営の手間をかけず、継続的に新規リードを獲得できます。
また、メインの内容だけ録画を活用し、質疑応答などはリアルタイムで行う方法もございます。
企業側のメリット
- 新規ウェビナー作成の手間が省ける
- 運営の手間が省ける
- 1つのコンテンツで継続的にリード獲得ができる
見込み顧客のメリット
- ウェビナーに参加できなかった方、認知していなかった方も参加できる
- 繰り返し視聴できるため、理解を深められる
事例紹介
録画ウェビナーの活用は、MAツール「SATORI」の取り組みが代表的です。
同社はBtoBマーケティングに関するウェビナーを録画し、2021年8月、2022年2月の二度配信しています。また、Cookieに関するウェビナーも同様に2022年1月、2月の二度にわたり配信しています。
本記事の他にも、才流ではウェビナーに関するさまざまなコンテンツを用意しています。「ウェビナーの進め方がわからない」「集客方法を知りたい」「ウェビナー参加者へのアプローチを知りたい」など、ウェビナーにお困りの方は下記の記事もご参考にしてください。
※関連記事:
- ウェビナー(オンラインセミナー)運営成功マニュアル〜7つのテンプレート付〜
- ウェビナーリードへのアプローチ方法テンプレート
- ウェビナーからの商談化率を増やすアンケートテンプレート
- 共催ウェビナーを開催するメリット・デメリット、注意すべきポイントなどを解説
※関連動画: