業界シェア80%を超える「クラウドサイン」の強みはどこにあるのか?【BtoBマーケティングの事例分析】 | DOER NOTE

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業界シェア80%を超える「クラウドサイン」の強みはどこにあるのか?【BtoBマーケティングの事例分析】
金森悠介

業界シェア80%を超える「クラウドサイン」の強みはどこにあるのか?【BtoBマーケティングの事例分析】

初めまして。株式会社才流の金森です。

 

本記事では、業界シェア80%の実績を誇り、現在急成長しているクラウド電子契約サービス「クラウドサイン」(弁護士ドットコム株式会社の提供)について分析していきます。

 

※注:当記事は、こちらの記事のサマリー版となります。

 

まず、簡単に弁護士ドットコム株式会社の概要から見ていきます。

 

■ 会社の概要

 

 

 

世界中の人達が「生きる知恵=知的情報」をより自由に活用できる社会を創り、人々が幸せに暮らせる社会を創造するため、「専門家をもっと身近に」を理念として、人々と専門家をつなぐポータルサイト「弁護士ドットコム」「税理士ドットコム」「ビジネスロイヤーズ」、Web完結型クラウド契約サービス「クラウドサイン」を提供。

 

■ 直近の業績ハイライト

 

 

■ 弁護士ドットコムの一事業である「クラウドサイン」にフォーカス

①クラウドサインとは?

 

 

弁護士ドットコムが運営するクラウド電子契約サービス。契約書の作成から締結、保管まで Web 上で行うことができる。利用者は契約書のファイルをクラウドサイン上にアップロードし、相手方がクラウドサイン上で契約内容を承認するだけで、契約締結が可能です。また、従来紙で締結を行う際に発生していた郵送代、印紙代、紙・インク代、契約締結後の原本保管スペースなどのコスト削減に加え、契約締結を簡単かつスピーディにすることができます。

 

 

②クラウドサインの実績

 

 

 

 

ここから、「クラウドサイン」をとりまくマクロ環境について見ていきます。

 

③マクロ環境分析

▼3C分析

● 顧客はだれで、市場規模、ニーズはどのようなものか?


● 自社の強みと、その根拠となる経営資源は何か?


● 競合他社はどこか?

▶︎競合他社
GMO Agree
Adobe Sign
DocuSign
Holmes比較記事
クラウドコントラクト
※ DocuSign:競合サービスであるDocuSign(2003年創業)はカナダ発の企業。2018年、ナスダックに上場している。

 

▼PEST分析

● 事業に影響を与えている(与える)政治的な要因は何か?


● 事業に影響を与えている(与える)経済要因は何か?

 

 

● 事業に影響を与えている(与える)社会要因は何か?


● 事業に影響を与えている(与える)技術要因は何か?

 

▼ビジネスモデル分析

● フリーミアムモデル(ex. Dropbox、Apple music)

 

 

個人的に、スタンダードプランの契約書送信件数ごとの費用:「100円」というところが気になります。仮に、1日に1千件の契約が全ての課金ユーザーの間でなされたとします。それだけで10万円(100円 × 1000件)になるということですよね。ネットワーク効果により、今後も加速度的に契約締結数が増加すると見込むと、それだけでも凄いことになりそうです。

 

④ ミクロ環境分析

▼組織全体による積極的な情報発信

 

ここでは、橘氏と岩熊氏を挙げさせていただきましたが、他にも多数の方々が、Twitterで発信をしているようです。自社プロダクトを誇りに思っていることがよく伝わってきます。

 

2017年8月頃には導入企業数1万社を記念して、こんなキャンペーンサイトも制作しています。「クラウドサイン浸透の歩み」や「クラウドサインが大切にしていること」、そして「クラウドサインが与えた社会的影響」をインフォグラフィック等を用いて説明しています。従業員個人としても、組織としても、発信がかなり上手い印象を受けますよね。

 

▼ユニークな取り組み

ボードゲーム製作(後述するタクシー広告のCMでもボードゲームを使用)

SUZURIでグッズ販売(ステッカーやパーカーなどを販売)

 

▼ユーザーからの機能要望と開発ロードマップを全公開

ユーザーからの機能要望と、開発状況の最新情報開発状況・リリース時期などをGoogleスプレッドシートで全公開しています。

この施策に込めた思いや、背景はこちらの記事をご覧ください。

 

▼カンファレンス施策

他に、第2回契約書タイムバトルも11月末に開催される予定です。

 

▼メディア露出

たとえば、こちらの記事
以下のようなことが、事業責任者の橘氏によって語られています。

 

 

▼ 動画広告

 

▼タクシー広告

2018年10月1日より、タクシー動画広告をスタート。「電子契約といえばクラウドサイン」という認知を向上させる施策。

 

■ 周囲からの高い評価

①クラウドサインが「2018年度グッドデザイン賞」を受賞

 

②元・楽天株式会社執行役員のシバタ ナオキ氏からの評価(詳細はこちらの記事

 

※ 2つのネットワーク効果とは?

【1】弁護士ドットコムにおける「ネットワーク効果」
「弁護士」と「ユーザー」の2層におけるネットワーク効果 より多くの弁護士が登録して回答する => より多くのユーザーにとって魅力的な法律相談データベース => 更に多くの弁護士にとって魅力的なプラットフォームになる。

 

【2】クラウドサインにおける「ネットワーク効果」
「法務部同士」の1層におけるネットワーク効果。クラウドサインを利用して「契約書を送る」という行為そのものが新規顧客獲得につながる。

 

■ 所感

弁護士ドットコム株式会社の一事業である「クラウドサイン」に、フォーカスを当ててリサーチをした所感は以下のようになります。

 

 

以上です。

 

(※注:当記事は、こちらの記事のサマリー版となります。詳細はこちらの記事をご覧ください。)

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金森悠介

(株)才流所属。スタートアップにてメディア運用、RPA関連企業の新規事業部にて法人営業等に従事。ブログでSaaS関連の情報発信をしていたことをきっかけに、株式会社才流にジョイン。才流では、B2B企業のマーケティング分析を担当。早稲田大学4年。

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