
この度、株式会社ベイジ、株式会社WACULと三社共同でBtoBサイトの成果創出パターンをまとめた180個のチェックリストと、それを反映したワイヤーフレームを公開することになりました。
スライド(チェックリスト)
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PPT(ワイヤーフレーム)
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XD(ワイヤーフレーム)
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本プロジェクトのきっかけや詳細解説はベイジ社の記事にまとまっていますので、本稿では、『正しい型』があることによるメリットや、マーケティング活動の中でどのように活用いただきたいかをお伝えします。
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『正しい型』が普及することの効用
当社では、今回のワイヤーフレームに限らず、BtoBマーケティングにおける様々な型を体系化・言語化して発信しています。
もちろん、自社のマーケティングや採用活動に役立てる目的もありますが、『正しい型』を開発・普及させることは、社会の役に立ち、自分たちの時間を投下する価値のある活動だと考えています。
『正しい型』が普及することの価値を、BtoBマーケティングから少し離れて、男子マラソンの例でご紹介しましょう。以下は、1908年から2018年までの男子マラソンの世界記録の推移をグラフにしたものです。
1908年時点の世界記録は2時間55分18秒でしたが、現在の世界記録は、2018年に記録された2時間1分39秒です。つまり、100年ちょっとの間に、人類は1時間近くも足が速くなっているのです。
理由は、食事法やトレーニング法、ランニングフォームが改良されたからですが、それらの『正しい型』が普及したことで100年前の世界記録(2時間55分)を、いまではマラソンランナーの約3%(日本だけでも30万人)もの人たちが達成できるようになっています。
つまり、『正しい型』によって、従来、ごく一部の天才が長時間の鍛錬によって手にしていた成果を、より多くの人々が享受できるようになったのです。
ワイヤーフレーム/180のチェックリストを使うことの効用
今回のワイヤーフレーム/チェックリストでは、今まで数々の試行錯誤の末に一部の企業・マーケターだけが保有していた『BtoBサイトの正しい型』を、より多くの企業・マーケターに使っていただけるようになることを目指しました。
社内の制作チームや外部のパートナー企業と3~4ヶ月以上の時間をかけてWebサイトを制作。リリース後も半年以上の改善活動を経て、ようやく手に入っていた「完成度の高いWebサイト」。
今回のワイヤーフレーム/チェックリストを活用いただくことで、その「完成度の高いWebサイト」が従来の何分の1かの時間で手に入るようになります。
もちろんビジネスやマーケティングは究極のところケース・バイ・ケース。自社のビジネスモデル、顧客の属性、組織の特性、その時々の業界事情などの影響を受け、今回の『型』に当てはまらないこともあるでしょう。
しかし、そうした個別事象があったとしても、Webサイトとして必ず押さえておくべき『型』は明確に存在します。今回のワイヤーフレーム/チェックリストでは、その『型』を抽出しているため、
・WebサイトのCV率が低い
・自社プロダクトをわかりやすく表現できていない
・どこをどう改善すれば良いかわからない
といった課題を抱えている企業様には汎用性高く、活用いただけるでしょう。ぜひ自社のWebサイトと、ワイヤーフレーム/180のチェックリストを照らし合わせながら、課題発見・改善に役立ててみてください。
Webサイトの制作・改善以外にマーケターがやるべきこと
加えて、現代のBtoBマーケティングにおいて、Webサイトは重要なツールですが、マーケティング活動はそれだけでは完結しません。
・認知を獲得するための広告出稿やコンテンツ作成
・展示会やセミナーの企画、運営
・インサイドセールスやフィールドセールスとの連携
・そもそも誰に、何を伝えるか、といったコミュニケーション設計
・プロダクトの独自性や強みを磨くこと
など、BtoBマーケターが考えること、やることは多岐に渡ります。
そんな中、Webサイトにどのようなページが必要なのか、料金表や事例ページの魅せ方はどのようにすれば良いのか、コンテンツはどの順番で配置すべきかなど、すでに答えの出ている問いに日本中の経営者・マーケターのリソースが取られてしまっているのは、大きな機会損失です。
今回のワイヤーフレーム/チェックリストを活用し、そうした無駄な時間とお金、エネルギーが削減され、本来やるべき仕事にリソースを割ける状態を作りたいです。
具体的には、以前、MarkeZineに寄稿した『やることが山積みのBtoBマーケ、「やらないこと」をどう決めるか』でも触れましたが、経営者やマーケターが顧客の解像度を高めることに時間を使うのは有効な選択肢の1つでしょう。
顧客への解像度が高ければ高いほど、質の高いマーケティング戦略・施策が立案できるからです。
ぜひ、今回のワイヤーフレーム/チェックリストを活用することで浮いた時間とお金を
・ユーザーインタビュー
・ユーザーテスト
・営業同行
・営業パーソンへのヒアリング
・定量調査
・過去の受注、失注分析
などに使うことを検討してみてください。
そして、顧客への解像度を高めた上で、
・どのようなチャネルで認知を獲得するか
・そこで何を伝えるか
・営業部門にどう良い商談を引き渡すか
・どう継続的にプロダクトを利用してもらえるようにするか
など、ケースバイケースで考えるべきことを議論し、より良いマーケティング活動の推進に役立てていただけるとありがたいです。
今回のワイヤーフレーム/チェックリストをご活用いただいた方は、ぜひ忌憚のないご意見をいただけますと幸いです。皆様からのフィードバックを得て、このワイヤーフレーム/チェックリスト自体をバージョンアップしていきたいと思っています。
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