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SEOツール「ahrefs(エイチレフス)」の使い方を目的別に解説

今回は、SEOツール「ahrefs(エイチレフス)」を目的別に、ツールの活用法を解説します。ahrefsでは完璧なデータを収集できるわけではないですが、ある程度のデータがとれるので重宝しています。

ぜひ日常の業務に役立ててみてください。

結論から言うと、ahrefsは次のようなことに利用できます。

  • 検索エンジントレンドの確認
  • コンバージョンにつながるキーワードを特定
  • 他のサイトの本当の実力を把握

ひとつずつ解説していきましょう。

1.検索エンジンが好むサイト、好まないサイトの傾向を確認

今の検索エンジンがどういったサイトを好んでいるのか、把握することができます。

ポイントは「こういったサイトが優遇されているのでは?」と仮説を持つことです。

昨今は、検索エンジンは何が書かれているかよりも誰が書いているのかを優遇している流れにあります。

実際に、同系統の複数サイトを比較しながら見ていきましょう。

mybest

mybest

例えばここ数年、破竹の勢いで伸びているマイベスト。同メディアは、大和証券SMBCにてIPO引受業務部門、その後、株式会社カカクコムにて新規事業を担当した経歴を持つ吉川徹氏が立ち上げたアイテム紹介サイトです。

今では、大手企業を含む様々な会社がマイベストのようなアイテム紹介メディアを立ち上げています。

実際に、ahrefsで他メディアの検索流入の推移を見てみましょう。

上場企業あるいは準ずるドメインのサイト

上場企業あるいは準ずるドメインのサイト

それ以外のサイト

それ以外のサイト

まとめると、次のようなことが分かります。

  • 専門家による執筆記事が多いマイナビおすすめナビがとても順調
  • 上場企業のドメインやそれに類する大企業のドメインが強い

そのため、今の検索エンジントレンドにおける打ち手としては

  • 上場企業や、類するドメインからの被リンク獲得

になるでしょう。

繰り返しになりますが、仮説を立てないでツールを使っても得られるものは少ないので、仮説を持って使ってみてください。

2.コンバージョンにつながるキーワードを特定する

ahrefsでは、他サイトがどういったキーワードで広告を出しているかの一部がわかります。

SEOキーワードは意図せずにとれているケースもありますが、広告は意図が明確なのでコンバージョンする確率が高いキーワードです。

ベンチマークしているサイトのキーワードは押さえておくべきでしょう。

仮にベンチマークしているサイトが広告を出してない場合は、広告を出しているサイトを調査してキーワードを抽出するのがおすすめです。

ちなみに、ahrefsで抽出できる広告出稿のワードはそこまで多くありません。

3.他サイトの本当の実力を判断する

乱暴にいってしまうと、最近のSEOでは記事コンテンツを増やしていけばトラフィックは増やせます。(それを継続的に達成するのは困難ですが。)

仮に「1000万PVあるサイトです」と言われても、外部からは、そのサービスがコンバージョンキーワードをとれているかどうかは分かりません。

特に、ビジネスモデルがネットワーク広告や純広告に頼る広告モデルではなく、コンバージョンが必要なリボン型のビジネスモデルの場合は、コンバージョンキーワードがとれているかどうかがポイントです。

例えば、葬儀の領域であればコンバージョンするキーワードは以下のようになります。

  • エリア(例:横浜市 葬儀)
  • 葬儀場詳細(例:桐ヶ谷斎場)

去年、DMMが買収した葬儀スタートアップ「終活ネット」はahrefsで調べてみると右肩上がりでトラフィックが伸びています。

オーガニックトラフィック

一方で、コンバージョンするワードは伸びているのでしょうか?

ahrefsでは、ディレクトリ単位でキーワードを見ることができます。そのため、エリアディレクトリや詳細ページのディレクトリで調査することで、ある程度推察ができます。

試しに、「終活ネット」と、株式会社ユニクエストの「小さな葬儀」を比較してみましょう。

「終活ネット」・「小さな葬儀」の関東エリアディレクトリの流入

「終活ネット」・「小さな葬儀」 オーガニックトラフィック

「終活ネット」・「小さな葬儀」の関東エリアディレクトリのキーワード

「終活ネット」・「小さな葬儀」の関東エリアディレクトリのキーワード

見ていただくとわかりますが、終活ネットはコンバージョンが出る広告価値のキーワードを攻略できていません。

こういったように、ahrefsを使うことで下記のようなことが分かります。

  • 記事群がトラフィックの大半を占めている→サイトの実力としてはこれから
  • エリアや詳細ページにトラフィックが集まっている→本当に儲かっているサイト

実際の数字とahrefsはブレるケースがある

ahrefsは様々なサイトをクロールすることで類推した数字を出すものなので、完璧な数字ではありません。加えて、ahrefsはあくまでもオーガニックの数字、つまり自然検索経由の数字なのでこちらも気をつけてください。

実際の数字と見比べてみましょう。


ahrehs
Googleアナリティクス
ahrefs/Googleアナリティクス
サイトA
40,000,000
54,000,000
74%
サイトB
3,000,000
4,000,000

75%

サイトC
2,400,000
3,800,000

63%

サイトD
500,000
350,000

143%

サイトE
80,000
400,000

20%

サイトF
180,000
700,000
26%
サイトG
3,000,000
4,000,000
75%

※全て直近1ヶ月の自然検索経由のセッション

これを見ると、

  • 100PVを超えるようなサイトだと近い(ahrefs/Googleアナリティクスが70%前後)
  • 100PV以下のサイトだと精度が低くなる(ahrefs/Googleアナリティクスが30%以下)

となるのがわかります。

ちなみに、推移は結構似ています。

変動が無いサイト(直近一年)

変動が無いサイト1

変動が無いサイト2

※下方の推移:ahrefs

変動のあるサイト(直近一年)

変動のあるサイト1

変動のあるサイト2

したがって、ahrefsに表示される数字は、以下のような前提で付き合うのが良いでしょう。

  • オーガニックトラフィックは低めに出ることが多い
  • トラフィック推移は比較的近い

まとめ

ahrefsは被リンク調査もできます。

例えばPR施策であれば、競合他社が掲載された媒体をahrefsでリスト化して、自社でもアタックしてみるといった方法も有効です。

今なら、1週間7ドルのトライアルをやっているので、「SEOに力を入れたいがまだ使ったことが無い」という方は是非一度試してみてください。

ahrefsのサイトはこちら

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黒須敏行

著者/ 黒須敏行
株式会社才流 コンサルタント

2006年にIT企業に入社しコンサルタントとしてウェブサービスのマーケティング改善案件に携わる。ラクスル、ベネッセなどの顧客を担当し、SEO経由のMAUを月間200万純増、年間粗利2億創出などの成果を出す。 様々な企業のビジネスモデルやマーケティングを分析した「ちびクロの細かすぎて伝わらないノート」を連載中。

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