才流のメソッドを、より進化させる。
初のエグゼキューション部門のコンサルタントが目指すは、お客様に深く入る実行支援

「Web戦略を立てたのに、"絵に描いた餅"になってしまうことがあります。特に製造業は、Webマーケティングに特化した人材が社内にいないケースが多く、自分たちだけではやりきれない場合が多いんです」

こう話すのは、BtoB製造業のマーケティングコンサルティングや実行支援経験を持つ岸田 慎平。2020年10月に才流に入社し、コンサルタントと兼務で、才流で新たに立ち上がったエグゼキューション部門のコンサルタントを務めている。

入社して感じたこと、エグゼキューション部門のコンサルタントとしてやりたいこと。そして長く携わってきたBtoB製造業への想いとは。

岸田 慎平(きしだ しんぺい)

IBMコンサルティング部門で業務プロセス標準化プロジェクトを経験後、BtoB製造業に特化して150社以上のマーケティング施策のコンサルティングから実行までを支援。その後、BtoB製造業向けサービス提供企業にて営業企画、営業マネジメント、マーケティングなどを経験し、2020年より株式会社才流にてコンサルタントとして活動。

@shimpei_k

「お客様に深く支援したい」現場を離れて気づいた自身の"やりがい"

ー 才流に入社する以前のキャリアについて教えてください。

IBMビジネスコンサルティングサービス(現:日本IBMコンサルティング職)を新卒で選び、BtoBでクライアントを支援するキャリアからスタートしました。いずれ自分でBtoBの領域でビジネスをやりたいと思っていましたし、上流から下流まで広く経験できる会社に就職したいという理由でした。

IBMでは、ERP導入プロジェクトでビジネスプロセスの要件定義からシステム稼働後の運用定着・保守まで、業務・システムに関するコンサルタントを経験しました。転職を決めたのは6年目の頃。同社出身の方が創業した会社に誘っていただいたことがきっかけです。

そこではBtoB製造業に特化し、営業・マーケティング領域のコンサルティングや実行支援のサービスを提供していました。150社以上の案件を担当する中で、BtoB製造業の業界構造、マーケティングや営業に関する課題に対して深く理解できました。

その後、自社プロダクトを開発して販売するビジネスに転換したことをきっかけに、メディア事業の営業企画・マーケティングやチームマネジメントなどに従事しました。

ー キャリアの中で、「現在の自分」につながったと感じる経験はありましたか。

チームマネジメントを通じてチームで目標を達成したり、メンバーの成長を見ることは、やりがいもあって楽しかったです。一方で自分の中では、「お客様に直接価値を提供できる立場でありたい」という思いが、強くなっていきました。

戦略から実行までじっくりとお客様に向き合い、施策をやり切るところまで支援したい。それが自分にとってやりがいを感じる仕事なのだと、気づいたんです。

当時、前職ではBラウンドの資金調達が終わり、入社してくる人材の質も上がってきた時期。そろそろ自分が卒業してもいい頃だと、転職を考え始めました。ちょうどそう考え始めていたタイミングで、黒須さんから連絡をもらったんです。

「才流でBtoB製造業の案件が始まるから話を聞きたい」と。2019年の年末頃だったと思います。

ー 才流に入社した経緯を教えてください。

実は、黒須さんとは大学時代の友人なんです。黒須さんからの連絡のあと、栗原さんともお会いして、その後、澤井さんや小島さんから才流での仕事や雰囲気について話を聞いていくうちに、才流のコンサルタントは、個人の能力が高く、ビジネス経験も豊富な方ばかりの印象を持ちました。

また、BtoBマーケティングの世界では、表面上の数字だけで提案してしまう人も一定数いらっしゃると感じていました。しかし、才流ではビジネスや顧客理解を通じて、本質的に成果を上げるための戦略や施策について議論をしている。こういう人が集まっている会社は、珍しいと感じました。

栗原さんから入社のお誘いを受けたとき、迷いはありませんでしたね。

ー 実際にはたらいてみて、才流にはどのような人が合っていると感じますか。

才流は個人の能力が高いため、細かいオーダーをせずとも自走できる。だから、栗原さんもメンバーを信頼して業務を任せるスタンスだと感じています。

ですから、一定のビジネス経験があり、自分で何をすべきかを考えて主体的に行動できる人が才流のカルチャーにフィットするかと思います。

エグゼキューション部門が、才流メソッドを進化させる

ー 才流では、どのような業務を担当しているのですか。

入社前に「エグゼキューション部門を立ち上げるので、兼務してほしい」と話がありました。

エグゼキューション部門では、今まで才流が行っていた戦略立案だけではなく、お客様のWeb施策やコンテンツ制作などの施策の実行までご支援します。お客様に対して深く支援できるので、自分に合った役割だと思っています。現在は、部門を立ち上げるにあたって必要になるチェックリスト作りなどを行っています。

また、個人的にはこれまでの知見を活かし、BtoB製造業のお客様向けご支援にも力を入れていきたいです。コロナ禍で展示会が開催できない、開催しても来場者が少ないというお悩みや、顧客に直接訪問ができないこともあります。

デジタルを活用した営業活動や顧客との関係性維持の施策を検討したい、といったBtoB製造業の方のお話を聞くことも増えてきており、これを機にWebマーケティング、デジタルマーケティングに力を入れていきたいと考える会社も増えています。

BtoB製造業でこれからWebマーケティング、デジタルマーケティングへ注力を考えている会社は、積極的にご支援していきたいですね。

デジタル化に取り組みはじめたばかりのお客様は、コンサルティングを受けてもその先の施策の実行が難しい場合があります。リスティング広告を出しても良し悪しがわからなかったり、自社でページの修正ができない、といったようなケースです。しかしそのままでは、戦略が"絵に描いた餅"になってしまいます。

そういったお客様のためにも、実行の部分まで支援するというのは非常に重要なんです。

ー 才流のお客様からは、「実行部分までしてほしい」というご要望は多かったのでしょうか。

ご要望は多かったと聞いています。

コンサルティングだけですと、お客様内でメソッドの正しい活用を実行部分で行うことができなかったり、リソースが足りずに正しいディレクションができなったりとお悩みをいただいていたそうです。

もちろん、最終的にはお客様が自走できる状態が理想ですが、そういったケースでお客様と伴走してご支援ができることに価値があると考えています。

ー エグゼキューション部門で、共にはたらいていきたいと思う人材の特徴を教えてください。

エグゼキューション部門では、主体性に加えて”やりきる力”が一層重要です。いろいろな実行における課題を"自分ごと"として、お客様と一緒に最後まで伴走するようなお客様の成功の実現に真摯に向き合える人がいいのではないでしょうか。

また、複数部署のお客様や外注パートナーと調整を行う高いディレクションスキルやプロジェクト進行経験が重要です。

業務委託の外部パートナーとも、気持ちよく仕事をしていきたいと、社内でも話をしています。

すべてはお客様の成功のために。実行力を上げ、ビジネスをドライブさせる

ー 才流のコンサルタント、そしてエグゼキューション部門のコンサルタントとして、大事にしていきたいことは何ですか。

(通常のBtoB営業・マーケティングの)コンサルタントでも、エグゼキューション部門のコンサルタントでも、共通して言えることは「お客様のビジネス成功のために」が第一だということです。小手先のテクニックや数字ではなく、お客様に真摯に向き合いたいと思っています。

もちろんクライアントの都合などもあるため、すべてが上手くいくわけではありませんが、コンサルティングだけよりも、エグゼキューションまで伴走することで実行力は上がります。そして、メソッドをただ作って終わりではなく、お客様のビジネスを理解し、才流のメソッドを使い、お客様と次へ次へと一緒に進んでいきたいです。

また、これまでのキャリアの中で経験してきたことをきちんと言語化し、プロジェクトを進めやすくする指針となるロードマップを作っていきたいと考えています。もっとプロジェクトを高い生産性で進行するためのエグゼキューションのメソッドをまとめていけたらいいですね。

ー 個人の生き方やはたらき方として、大事にしたいことはありますか。

家庭と仕事の両立は大事にしたいと思っています。

才流は全員がフルリモートで働いています。そのため、家やシェアオフィス、カフェなど場所を自分で選べる柔軟なはたらき方ができますので、今後も家族との時間を大事にしながらはたらいていきたいですね。

また、BtoB製造業向けのサービスを作って、業界に還元したいという想いもあります。マーケティングの位置づけや、購買プロセスなど、業界構造を深く理解していて、Webマーケティングやデジタルマーケティングも詳しいマーケターは決して多くありません。

知見を持つ人の話を踏まえてコンテンツに反映したり業界特化のメソッドをつくるなど、BtoB製造業に関する情報をもっと流通させることで、業界に貢献できたらと思っています。

(撮影=矢野 拓実 取材/文=安住 久美子 編集=中島 孝輔)


岸田 慎平(Kishida Shimpei)

IBMコンサルティング部門で業務プロセス標準化プロジェクトを経験後、BtoB製造業に特化して150社以上のマーケティング施策のコンサルティングから実行までを支援。その後、BtoB製造業向けサービス提供企業にて営業企画、営業マネジメント、マーケティングなどを経験し、2020年より株式会社才流にてコンサルタントとして活動。


マーケティング戦略立案、実務代行、内製化支援まで