金森 悠介
Kanamori Yusuke- 職種
- コンサルタント
才流の4人目のメンバーとして新卒で入社した金森悠介。
学生時代から複数のスタートアップでメディア、法人営業、広報などのインターンを経験してきた金森は、才流代表栗原からの「Twitterナンパ」をきっかけに、コンサルタントへの道を歩みだすこととなった。
学生時代からやり続けてきたこと、就職活動、そして才流と自身のこれからについて。まっすぐに突き進む、金森の視線の先にあるものとは。
才流栗原との出会いは「Twitterナンパ」だった
ー 才流に入社したきっかけを教えてください。
才流との出会いは、Twitterで代表の栗原さんからDMをもらったことがきっかけでした。
大学4年の7月、僕は内定先を辞退し、今後どうしようかと漠然と考えながら過ごしていた時期があったんです。そんなとき、noteで発信していた記事が栗原さんの目に留まり、TwitterのDMで声をかけていただきました。栗原さんは「Twitterナンパ」と言っています(笑)。
実はその当日、インターン先の飲み会で「今注目しているマーケターは誰」という話題が出て、栗原さんの名前をあげていたんです。その話をしたときは、僕が一方的に知っていただけだったのですが、連絡が来たのがまさにその飲み会の帰り道だったので、本当にびっくりしましたね。
仕事のオファーを頂いてすごく嬉しくて、とにかく即レスと質の高い仕事をしようと心がけました。
その後も進路については決め切れていなかったので、新卒フリーランスという選択肢もありかな、くらいに思っていたんです。
でも、栗原さんにキャリアの相談をした際「うちに来ないか」と言っていただき、本当に嬉しかったです。
複数のスタートアップで経験を積んだ学生時代
ー スカウトのきっかけが記事ということは、もともと発信することに興味があったのですか?
最初からメディアをやりたいとか、発信したいことがあったわけではありません。実は学生時代の前半は演劇に没頭していて、ビジネスのことはまったくわからなかったんです。
でも大学2年の冬に、演出と脚本を自分で手掛け、演劇についてはある意味やりきった。このまま学生生活が終わるのも面白くないなと思ったので、その後大学の近くにあったWeb制作のスタートアップで長期インターンをはじめました。
最初は本当に何もできなくて、ビシビシしごいてもらいましたね。そこで記事の編集や執筆などを行ったので、メディア運営の基礎力は身についたと思います。
その後、3年生の9月に別の会社で法人営業のインターンをはじめたり、並行してプログラミングコミュニティGeekSalonに入って、そこでメンターや広報として関わるようになっていったり。いろいろやりました。
もともと一貫性は必要ないと思っているので、とにかく面白いことをいろいろやっていた感じです。noteでの発信に本腰をいれはじめたのは、そこからさらに先の話になります。
内定を辞退し、逃げた先がnoteだった
ー 就職活動は、どのように行っていたのですか?
大学三年生頃から就活を始め、ITベンチャーを中心にインターンや本選考に参加していました。舞台役者をやっていたので、良くも悪くも、その場に合わせて演じ分けることが自然に身についていて、面接は得意な方でした。複数社から内定をもらったのですが、自分自身のことをあまり考えていなかったので、今考えれば表面的な就職活動だったと思います。
その後、インターンをしていた企業にも内定を頂き入社を決めたものの、だんだんと違和感を感じるようになったんです。自分自身ときちんと向き合っていなかったので、当然のことだと思います。
そして4年生の7月に内定を辞退。他に行くあてもなく、どうしようかと考える日々が続きました。そこで現実逃避的に行きついた先がnoteでした。
それ以前からnoteは書いていましたが、先が見えない中でなんとか自分をアピールしなくてはという想いもあり、本腰を入れて発信するようになりました。
「こういう情報があったら便利だよな」といった感覚で、気になるWebサービスをまとめた記事や、Webメディアを240個以上まとめた記事などを書いていたら、note編集部にもとりあげてもらい、ちょっとしたバズを経験しました。その後、SaaSに興味を持つようになりSaaS関連の記事を書いたら、それもまたたくさんの人に見てもらえました。
そこからいろいろな人に声をかけてもらえるようになって、気づいたら就活もせずにnoteばかり書いていましたね。
いわゆるコンテンツマーケティングを自然とやっていた感じだと思っています。
「贅沢」な環境が才流にはある
ー 新卒でベンチャーに入社するという選択に、不安はなかったですか?
まったくなかったですね。就活をしているときから、大企業を意識したことはなかったですし、むしろ才流の環境はとても贅沢だと思っています。
今は栗原さんに同行しながら勉強をしているのですが、栗原さんが何を聞き、何を提案し、何に悩むかを間近で見られる。そして、わからないことがあればすぐに聞ける環境です。
そして栗原さんが僕に仕事を振るときには、僕がちょっと背伸びすればできそうなことを頼んでくれていると思っています。きちんとがんばればできるし、ダメだったらフィードバックをもらえる。だから、安心して進むことができるんです。
Twitterで「頼みごとは試されごと」と書いていた方がいたんですが、まさにそのとおりだなと。
また、才流はみんなプロフェッショナルな方たちなので、後ろ側で支えるバックオフィス的なことも自分の仕事だと思っています。ディフェンス的な役割ですね。攻めるポイントは、栗原さんや他の方がボールを投げてくれるので、そこをしっかりやるだけです。
僕はまだまだ知らないことがたくさんあるので、とにかく素直に謙虚に。投げられたボールには「承知しました」と言うようにしています。
才流の仕事には「エモさ」がある
ー 金森さんから見て、才流が他社と違うところはどこだと思いますか?
手段にとらわれないところだと思います。
たとえば、SEOが得意な会社ならSEOだけでクライアントの支援をする、という会社が多いですよね。でも才流では、オンラインでもオフラインでも、その会社の現状を見て一番適切なものを見極めて提案・実行していきます。
栗原さんは「優秀な人材に簡単にアクセスできる時代」だと言っています。もし適切なアプローチが自社でできないことならば、持っているコネクションの中で優秀な方を紹介する。それを繋ぐことができるのも才流の特徴だと思います。
そして、才流のクライアントさんは、みんな想いがある方たちです。そこに僕らも共感するし、課題があればしっかり解決していきたい。
「エモさ」があるのも、才流の仕事の特徴だと思います。
「一貫性はなくていい。いま面白いと思うことをやるのみ。」
ー 金森さん自身のこれからは、どのように描いていますか?
僕はもともと情報収集オタクで、昔から情報収集したり、まとめるのが好きだったんです。中学生のときに高校英語をノートにまとめたり、Googleマップに行きたいお店情報を2,000以上ためたり、TikTokでおすすめアーティストをまとめて発信などもしています。そういうのが好きなので、今はマーケの情報収集をして、それを発信するのが楽しいです。
自分は一貫性がないですし、必要ないと思っているので、今一番面白いと思えることがBtoBマーケならば、今はそれをやる。変わったらまた別のことをやると思います。
僕自身、志がそんなに高い方ではないんです(笑)。
他にも、舞台役者を続けながら、並行してマーケターもやれたら面白いかなと思っています。小劇場の舞台はお金が儲からないので、その活動をマーケティングで支援して収益性をあげていく仕組みを作れないかなとか。
人生やりたいこと100個リストを書くようにしていて、とりあえず40個くらいまで書けました。とにかく楽しみながら、自分自身に素直に、まっすぐに。いろいろやっていきたいです。
(撮影:矢野拓実 取材/文:安住久美子)