本企画は、広告出稿のポイントを媒体別に解説するシリーズです。
第二弾として、マーケティング系媒体「MarkeZine(マーケジン)」を取り上げます。
MarkeZineは、株式会社翔泳社が運営する媒体の1つで、自社事業のマーケター及びマーケティング支援ベンダーが主な読者になっています。
今回も広告出稿のポイントを探るため、ユーザー(読者)インタビューや、媒体の「中の人」へのヒアリングを実施しています。
媒体資料で触れられることの少ない、実際のユーザー(読者)の考えや行動から、攻略のヒントを探ります。
ぜひ、参考にしていただければと思います。
本企画(『掲載前に押さえておきたい広告出稿のポイント』シリーズ)の取材にご協力いただける媒体社様を募集しております。広告記事ではございませんので、費用は発生いたしません。
媒体概要(MarkeZineとは?)
株式会社翔泳社が運営するMarkeZineは、デジタルを中心とした広告・マーケティングの最新動向を発信するマーケティング系媒体です。
最新ニュース、業界スペシャリストによる寄稿、業界キーマンや先進的なマーケティングに取り組む企業担当者・役員へのインタビュー記事など、さまざまな切り口・視点のコンテンツを発信しています。
ちなみに、MarkeZineで最も取り扱いの多い広告商品は、タイアップ記事(記事広告)となっています。
MarkeZineユーザー(読者)の利用実態
ユーザー(読者)の利用実態を理解するため、MarkeZineの利用ユーザー3名へのインタビューを実施しました。
MarkeZine利用ユーザーインタビューサマリー(PDF)のダウンロードはこちら
※個人情報の入力なしでダウンロード可能です。
インタビューの詳細はスライドにまとまっていますが、ポイントは次のとおりです。
■「事例」コンテンツに価値を感じている
事例記事は、社内説得や稟議にも活用されており、積極的にユーザーに探されている。事例記事がきっかけで、サービスの導入につながった方もいた。特に、同規模・同業種の事例に価値を感じている
■「調査データ」に価値を感じている
トレンドや市場感の把握に役立つ「調査データ」に価値を感じている
■「著名人」が記事閲覧のきっかけになっている
フォローしている著名人がきっかけで、記事を閲覧するケースがある
■興味をもったサービスは、ベンダーサイトで資料請求や問い合わせをしている
ベンダーからのアプローチがなくとも、興味がある製品・サービスの場合、自発的にベンダーサイトで資料請求や問い合わせを行っている
■記事広告だから「読まない」わけではない
タイアップ記事(記事広告)と気づいたとしても、読むかどうかはコンテンツ次第である
媒体の「中の人」に聞く、広告出稿のポイント
ユーザー(読者)の利用実態をふまえ、どのように媒体を活用すれば効果的な広告出稿ができるのか。株式会社翔泳社 MarkeZine編集部 副編集長 道上 飛翔様に伺いました。
–まずは、MarkeZineに広告出稿することが多い企業を教えてください。
MAなどのマーケティング関連ツールや、SNSプラットフォームを運営している企業、広告代理店やコンサルティングファームまで、マーケティング活動を支援する幅広い企業様からご出稿いただいております。
–広告出稿の目的をどのように設定することが多いのでしょうか。
前提として、タイアップ記事(記事広告)が、もっとも取り扱いの多い広告商品です。
広告出稿の目的としては、ツールや新メニューなどの「認知・ブランディング」や、市場作りのための「ニーズ喚起」に使われることが多いと思います。
–記事広告を成功させるポイントをお教えください。
やはり、コンテンツの中身が重要です。ユーザーインタビューの結果にもあるように、コンテンツ内容としては「事例」や「調査データ」がおすすめです。
また、対談形式など「著名人」を起用すると、如実にPV数が伸びやすい傾向にあります。
特に近年は、「人」にフォーカスが当たっている印象で、「誰が話すか」が重要になってきているように思います。
以下に実際の記事を掲載させていただきますので、コンテンツ企画の参考にしていただければと思います。
■「事例」コンテンツ
2年でSQLを5倍に!転職サイト「type/女の転職type」に学ぶ、インバウンドマーケティング実践(HubSpot Japan株式会社)
■「調査データ」コンテンツ
独自調査でわかった、Twitter広告を最大限活用する2つの方法とは?(Twitter Japan株式会社)
■「著名人」コンテンツ
「2021年に活用を始めないと乗り遅れる」電通天野氏に聞くTikTok活用の今(TikTok For Business)
また、単発ではなく複数本の記事を出稿するほうが効果的だと考えています。もちろんご予算にもよりますが、3本以上の連載を実施いただくことで、より効果的にアプローチすることができます。
–他のマーケティング系媒体との違い・特徴をお教えください。
比較する媒体にもよりますが、MarkeZineは現場で手を動かす人だけでなく、意思決定者の割合も多い認識です。
また、ユーザー(読者)の企業規模に隔たりがなく、大手企業から中小企業まで幅広く読まれています。
BtoBマーケティングの情報が多いのも、MarkeZineの特徴の1つだと思っています。
インタビューは以上です。
本企画は、広告出稿のポイントを媒体別に解説するシリーズです。媒体への広告出稿の際に、参考になれば幸いです。
本企画(『掲載前に押さえておきたい広告出稿のポイント』シリーズの取材にご協力いただける媒体社様を募集しております。広告記事ではございませんので、費用は発生いたしません。
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取材協力
道上 飛翔氏
1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、2020年4月より副編集長に就任。