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マーケティング

人の転職意向は、3ヶ月に1度くらいの割合で変化する。
山根 一城
  • 著者/山根 一城
  • 株式会社Potentialight 代表取締役

人の転職意向は、3ヶ月に1度くらいの割合で変化する。

「山根さんの会社に入社することにしました!」

この言葉を聞くまでに3ヶ月かかりました。


 
今流行りの「リファラル採用」についてです。当社が設立してから、最も一緒に働きたいと思った方を口説くのに3ヶ月かかりました。3ヶ月が長いか短いかは、捉え方次第です。が、個人的には諦めかけた時でこういった言葉をいただいたので、すごく嬉しく、ホッとしています。


 
採用コンサルティング会社であるポテンシャライトが、採用活動を失敗するわけにはいきません(笑)。是が非でも採用をしたかった人材を、どのような流れで3ヶ月口説き続けたかを記載したいと思います。
 
ここで感じたポイントは、以下の3つです。

 

(1)転職意向ゼロからの口説きは、時間がかかると心得る

(2)何かと理由をつけて接触頻度を上げること

(3)在籍企業側でアクシデントが起きると、入社確度が上がる

 

(1)転職意向ゼロからの口説きは、時間がかかると心得る

今回口説いた方をAさんとします。Aさんは気持ちの良いコミュニケーションを取ってくださる方で、自社の利益よりも求職者の人生を優先する、人材業冥利につきる仕事をする方でした。


 
私はAさんを会食に誘い、場が温まったタイミングで「うちにきてください」と伝えました。
 
Aさん「え? どういうことですか?」


 
まあそうなりますよね。Aさんは当時、転職意向がゼロでした。かつ、その日の会食で僕がそんなことを言うとは微塵も思っていなかったのだと思います。僕は一生懸命、「一緒に働きたい」という意向を伝えました。

残念ながらその時点での返事はノー。これは仕方ないですね。


 
リファラル採用について、「ファーストアプローチでどう声をかけるのが適切なのか?」という議論が起きることがあります。僕は、率直に伝えるようにしています。あえて空気を読まないで突っ込むイメージです。「採用企業側が声をかけるタイミングで、たまたま転職活動を開始していた」なんてケースは少ないからです。

 

(2)何かと理由をつけて接触頻度を上げること

その後も、Aさんとのコンタクトは続けました。2回目のアプローチで普通の商談を、そこでAさんから「ポテンシャライトさんで研修を受けたい」という申し出を受けて3回目、4回目は研修にてお会いし、5回目はバーベキューで……という流れです。具体的には、このような感じです。

 

1回目:会食(ここで「告白」)
2回目:普通の商談(入社の話はせず)
3回目:研修(同上)
4回目:研修(先方から在籍企業の悩み相談あり)
5回目:会社のバーベキュー(入社意思確認も、保留される)
6回目:求人紹介研修(入社の話はせず)
7回目:採用ブランディング研修(入社の話はせず)
8回目:X day(突然の承諾)
9回目:正式承諾

 

結局、Aさんとは正式承諾に至るまで9回お会いすることになりました。最初に書いたとおり、1回目のコンタクトで「告白」をして以降こちらからは入社の話はしていません。4回目のコンタクトで先方からの悩み相談があったものの、5回目のバーベキューで入社希望を問うと保留。正直、難しいかなと諦めていた部分もありました。

 

ただ、粘り強くコンタクトを続けていたことで、こちらとしては唐突なタイミングだったとはいえ入社承諾をいただくことができました。これは、以下の理由もあると思います。

 

(3)在籍企業側でアクシデントが起きると、入社確度が上がる

コンタクトを多く取り続けたこと、かつしつこく勧誘しなかったことである程度信用を得た部分もあるのではないかと思います。4回目のアプローチ(研修)で、先方から「今の会社である提言をしているのですが、受け入れてもらえず、会社の文化に困っている」という申し出を受けました。

 

実は弊社がお声がけした背景には、在籍企業の文化とAさんの人柄がややアンマッチかな、と感じた部分もあったのです。この研修の前後に、それを象徴するような出来事があったようです。なので、この研修の途中からはAさんの現状についての話にシフトし、1時間半程度Aさんの話を聞いていました。


 
話を聞いた印象としては、ポテンシャライトにジョインしていただいたほうが、Aさんは輝けるかと思いますし、僕のエゴではなくAさんのためを思っても良いことだ! と思い、「次回お会いするまでに、入社承諾するかどうか教えてほしい」とその場を終えました。

 

結果、その次というわけにはいきませんでしたが、紆余曲折を経て入社の承諾をいただくことができました。

 

3ヶ月に一度くらいのタイミングで、転職意向は変化する。

皆さん、リファラル採用でお声がけされている方はさぞかし優秀な方が多いでしょう。声をかけた優秀な方が絶賛転職活動中、という場合は滅多にないかと思います。


 
ただ大体の方が、3ヶ月に1度くらいのタイミングで転職意向が上がるタイミングが来ます。上がる確度は人それぞれですが、現職で何か納得がいかないことが起きたり「別の道のほうが成長できるかも」という感情が芽生えるのかな、と感じました。


 
今回はほんの一例でしたが、個人的にはこうやって人の感情が移り変わるのだな、と思った事例でしたので、記載いたしました!

山根 一城
  • 著者/山根 一城
  • 株式会社Potentialight 代表取締役

株式会社ネオキャリアに入社後、キャリアカウンセラー 兼 営業として4年従事。その後、IT/インターネット/ゲーム業界に特化した人材紹介会社の立ち上げに参画。2014年、同社取締役に就任。2017年4月に株式会社Potentialight創業。 これまで担当してきた企業実績700社以上。キャリアカウンセリング実績4,000名以上。転職先支援実績600名以上。転職決定率:同業カウンセラーの4倍程度。リクナビNEXT主催のキャリアカウンセラーランキングでは1位を獲得(3,000名中)。

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