メルマガは顧客と定期的にコミュニケーションを行うための手段として、未だ根強く活用されています。才流(サイル)でも、ハウスリストへ配信するメルマガを活用し、毎月数百名のセミナー申し込み、数十件のサービス資料請求・問い合わせを獲得しております。
一方で、「とりあえずメルマガを始めてみたけれど、目立った成果が出ていない」とお悩みの企業様も多いのではないでしょうか?
本記事では、読まれるメルマガを作成するために押さえておきたいポイントや、才流で実際に使っている配信内容別のメルマガテンプレートを紹介します。記事の内容を参考に、自社向けにアレンジしてご活用ください。
配信内容別メルマガテンプレート(docx形式)をダウンロードする※個人情報の入力は必要ありません。 クリックするとファイルがダウンロードされます。
こんな方におすすめ
- BtoB企業のメルマガ担当者
- これからメルマガ発信に取り組みたい担当者
- メルマガの配信頻度を上げたい担当者
才流(サイル)では「メールマガジンの効果を上げたい」「メールマガジンの施策を実行したい」企業さまを支援しています。メールマガジンの運用でお困りの方はお気軽にご相談ください。⇒サービス紹介資料の無料ダウンロードはこちら
BtoBメルマガの作成で最低限やるべき3つのこと
メルマガは、読者にそのすべてを読んでもらうことが難しいコンテンツです。
株式会社WACULが実施した調査(※)によると、メルマガ読者がコンテンツを閲覧するのにかける時間は7秒以内が大半であることが判明しており、読者は行動に移すかどうかを瞬時に判断していることがわかります。
そのため、メルマガは読者が閲覧する状況を加味して作成する必要があるのです。
ここからは、才流が自社のメルマガ運用を通じて行き着いた、読まれるメルマガを作成するために最低限やるべき3つのことをご紹介します
※出典:株式会社WACUL|「メール送りすぎ?」 という遠慮は不要。メールマーケティングの実態調査
「1メール1メッセージ」を徹底する
原則として、メルマガは「1メール1メッセージ」で作成します。
「伝えたいメッセージをたくさん詰め込んだほうが読者にとって有益なのでは」と考えている方も多いようですが、それは間違いです。前述のとおり、メルマガの閲覧時間は非常に短いため、短時間で最も伝えたいメッセージが読み取れなければ、読者は離脱してしまいます。
その後のアクションにつなげるためにも、最も伝えたい1つのメッセージに内容を集約しましょう。
一目見ただけで内容が伝わる件名にする
件名は一目見ただけで内容がわかることが重要です。なぜなら、メルマガを受信した人は、件名を見てそのメールが自分にとって重要であるか/役に立つ情報であるかを瞬時に見極め、メールを開封するかどうかを判断するからです。
件名の冒頭で何の案内であるのかを明記して、メルマガで伝えたい重要な情報や得られる価値を瞬時に伝えましょう。
以下の表に、才流で実際に使用している件名の型をまとめました。才流では件名の冒頭にメルマガの内容を記載することで、高い開封率を実現しています。ぜひ参考にしてください。
メルマガの種類 | 件名の型 |
---|---|
お役立ち記事 | お役立ち記事のご紹介|記事タイトル |
開催セミナーの案内 | ◯/◯日開催セミナーのご紹介|セミナータイトル |
サービスリリースの案内 | サービスリリースのご案内|サービス名 |
件名は、具体的であればあるほど開封率が高くなる傾向にあります。ただし、件名が長くなりすぎるとメーラーの表示幅の上限を超えてしまい、一目で情報を伝えられません。結果として開封率が下がってしまうため、できるだけ30字以内に収めるのが理想です。
メルマガの件名の付け方については、以下の記事でも解説しています。本記事とあわせて参考にしてください。
※関連記事:メールマガジンで成果を出すためのベストプラクティス
本文のファーストビュー内にCTAを設置する
メルマガは、読者がコンバージョンなどのアクションをすることで、はじめて成果につながる施策です。
CTA(※)が最下部にあるなど、読者が見つけにくい場合、せっかくコンテンツを読んで意欲が高まってもコンバージョンできない事態に陥ってしまいます。
以下の画像のように、CTAはメールのファーストビューにわかりやすく明示しておきましょう。
※CTA:シーティーエー/Call to Actionの略。ユーザーに起こして欲しい行動をボタンやリンクで表示したもの。「行動喚起」と訳される。
参考1:才流のメルマガ構成
才流のメルマガで実際に使用している構成を紹介します。項目ごとのポイントも解説しますので、ぜひ参考にしてください。
ファーストビュー
メルマガの冒頭には、挨拶とメルマガの内容の紹介を記載します。長々とした自己紹介や、時候の挨拶などは不要です。3行程度で簡潔に伝えましょう。
ファーストビューにアイキャッチ画像を差し込んでおくことで、メルマガ全体にメリハリが生まれるほか、端的に要点を表現できます。
繰り返しになりますが、ファーストビューの中にCTAボタンを必ず配置するようにしましょう。
本文
メルマガの本文は「起こしてほしいアクションに誘導する」ということを意識して簡潔に記載することが大切です。
たとえば、メルマガの件名が「お役立ち記事のご紹介|BtoBマーケのリード獲得方法」の場合、本文では紹介している記事の魅力を伝えつつ、続きが読みたくなるような導線を設計します。
【本文の設計例】
- まず記事内容を簡潔に説明する
- 記事の内容の一部を記載する
- 続きが読みたくなるように誘導する
そのほか、ターゲットとなる読者像や、記事を読むことでどのような悩みを解決できるかを記載するのも有効です。テンプレートやフレームワークなどがある場合は、あわせて紹介しましょう。
起こしてほしいアクションが記事やセミナーページなど自社のWebサイトへの誘導の場合は、メルマガ本文に設置するCTAの数を増やすのもおすすめです。
【CTAの設置例】
- テキストリンクとして設置する
- 画像に記事URLの設定をする
- CTAボタンを下部にも設置する
読者が「記事を読みたい」「セミナーに参加したい」と思ったときに、そのまま流れるように誘導できるのが成果が出るメルマガ構成だといえるでしょう。
参考2:才流で実際に配信したメルマガ事例
ここからは、実際に才流が配信したメルマガをご紹介します。自社のメルマガ作成の参考にしてください。
お役立ち記事紹介メルマガ
本文テキスト
冒頭 | こんにちは。才流の森です。 BtoBマーケティングに役立つ記事をお届けいたします。 ランチ後のコーヒーブレイクのお供としてお楽しみください。 |
本文 (CTA以降) | 本記事では、カスタマージャーニーの概念と構成を マーケティング初心者にもわかりやすく解説しています。 ・ペルソナごとにカスタマージャーニーは必要か? ・カスタマージャーニーの設計はどの部門が主導すべきか? ・カスタマージャーニーって、結局何の意味があるのか? といったよくあるお悩みに回答しています。 ・カスタマージャーニーについて、フワッとした理解しかできていない ・自社のカスタマージャーニーが更新できておらず古くなっている ・設計してみようと思ったものの挫折してしまった といったご担当者さまはぜひご一読ください。 |
その他 (関連コンテンツ) | ▼ BtoBマーケティングに関するセミナーのお知らせ 才流では、毎週水曜日13:00-14:00にセミナー 「事例で学ぶ 新規事業の成長を加速させるBtoBマーケティング」 を開催しています。 興味がある方はお気軽にお申し込みください。 |
支援事例の紹介メルマガ
本文テキスト
冒頭 | こんにちは。株式会社才流の森です。 当社のBtoBマーケティング支援事例を公開しましたので、お知らせいたします。 |
本文 (CTA以降) | ご紹介するのは、パナソニックのICTソリューション分野を担う パナソニック ソリューションテクノロジー株式会社 様です。 才流では、マーケティング部立ち上げのタイミングでご相談をいただき、 AIチャットボット「WisTalk」のマーケティング戦略立案をご支援しました。 働き方改革ソリューション事業部 マーケティング部 マーケティング課 課長 中村 陽二郎様 「マーケティングを体系立ててやっていきたいけれど、何をやっていいかわからない。 今まで自分たちのやり方でやっていたけれど、壁にぶつかって成長できない」 そんな状況の組織はたくさんあると思うんですよね。業界関係なく、 (才流の支援を)おすすめしたいと思います。 (記事内より抜粋) |
開催セミナー紹介メルマガ
本文テキスト
冒頭 | こんにちは。株式会社才流の森です。 2/24日11:00-12:00にセミナー 「顧客の購買体験から考える BtoBマーケティングの戦略と施策の立案」 を開催します。 |
本文 (CTA以降) | セミナーの概要 このセミナーでは、BtoBマーケティングの戦略・施策を どのように立案すればよいかを具体的に解説します。 成果の出る戦略・施策を立案するためには、 大上段の「顧客理解」が極めて重要です。 そのため 「顧客理解をどのように深めるべきか」 「どのようにペルソナやカスタマージャーニーマップに落とし込めばよいか」 まで踏み込んで解説します。 ・自社のペルソナやカスタマージャーニーマップが上手く作れているのか自信がない ・何から手をつけたらよいのかわからない ・流行りの施策を試してみては挫折する…を繰り返している といったお悩みをお持ちのご担当者さまにおすすめです。 アジェンダ ・マーケティング投資の見極め方 ・顧客理解から始めるBtoBマーケティング戦略の考え方 ・BtoBマーケティング施策の考え方と成果が出た事例 ※セッション終了後、質疑応答の時間も設けます。 ※アジェンダの詳細は変更となる場合があります。 |
外部イベントへの登壇告知メルマガ
本文テキスト
冒頭 | こんにちは。株式会社才流の森です。 7月25日に開催されるカンファレンス 「デジアナカンファレンス2023」 に代表取締役の栗原が登壇します。 |
本文 (CTA以降) | 本イベントは、株式会社シャノンが開催するカンファレンスです。 栗原は15:35〜16:20に 「新規事業を達成させるPMF(プロダクトマーケットフィット)達成ガイド」 というテーマで登壇します。 カンファレンス概要 ・イベント名称:シャノン デジアナカンファレンス 2023 ・テーマ:市場の創造 ・開催日時:2023年7月25日(火)10:30〜18:10 (受付開始 09:30) ・会場:御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台4-6 ・主催:株式会社シャノン ・参加費:無料 ご興味のある方は、ぜひご参加ください。 |
サービスリリースの告知メルマガ
本文テキスト
冒頭 | こんにちは。才流コンサルタントの小島です。 この度、新規事業に特化した BtoBマーケティング支援サービスをリリースしました。 リソース・ノウハウが足りない中で、初期顧客を効率的に獲得する為の支援から、 売れるまでの検証・改善提案をワンストップで行い、事業成長に貢献します。 |
本文 (CTA以降) | 【こんなお悩みはありませんか?】 ・トップダウンで予算と目標は決まっているが、新規事業の経験がなく、 どうやってマーケティングに取り組めばよいかわからない ・短期でマーケティング活動を立ち上げたいが、リソース・ノウハウともに足りない ・市場選定や差別化戦略があいまいで、どのように進めればよいかわからない [サービス資料の一部を掲載] |
配信内容別メルマガテンプレートをダウンロードする
才流のメルマガ運用で実際に使っている、配信内容別のテンプレートをダウンロードしていただけます。文字色が異なるのはカスタマイズ部分です。ぜひ自社用にカスタマイズしてご活用ください。
テンプレートで用意している配信内容は以下の5種類です。
- お役立ち記事紹介メルマガ
- 支援事例の紹介メルマガ
- 開催セミナーの紹介メルマガ
- 外部イベントの登壇告知メルマガ
- サービスリリースの告知メルマガ
※個人情報の入力は必要ありません。 クリックするとファイルがダウンロードされます。
まとめ
本記事では、BtoB企業の担当者がメルマガを作成する際に意識したいことや、メルマガ構成のポイントについて解説しました。本文でも解説しているとおり、「1メール1メッセージ」を徹底し、ユーザーが求めている情報を発信し続けることが大切です。
本テンプレートが貴社のメルマガ活動に貢献できますと幸いです。
メールマーケティングで成果を上げたい方は「BtoBメールマーケティングで成果を上げる38のチェックリスト」もぜひご一読ください。
才流では「メールマガジンの効果を上げたい」「メールマガジンの施策を実行したい」企業さまを支援しています。メールマガジンの運用でお困りの方はお気軽にご相談ください。⇒サービス紹介資料の無料ダウンロードはこちら