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広報PRのヒントは、ライバル会社のマスコミ露出にあり ~ 広報でも競合調査がカギ? ~

ベンチャー企業・スタートアップのためのPR会社 ベンチャー広報の野澤です。

こんなご質問をよくいただきます。

「これから自社で広報PRに力を入れることになりましたが、まず何から始めたらいいでしょうか」

皆さんだったら、どのようにお答えしますか。

  • 広報PRの年間計画を作る?
  • プレスリリースを書く?
  • メディアの連絡先をリサーチする?


「ちなみに、御社のライバル会社のマスコミ露出は、もうお調べしましたか?」大方の広報担当の方は、Noとおっしゃいます。

マーケティングであれば、競業調査にあたりますので、始めに意識されるところですが、広報では、意外と盲点で、経験のある広報担当者でも後回しにされる方がいらっしゃいます。

いわゆる広報PRの教科書では、「広報担当者の仕事は大きく2つ、“社内広報”と“社外広報”」という書き出しが多いため、競合調査は後回しにされてしまうきらいがあります。

しかしながら、ライバル会社のマスコミ露出にこそ、皆さんの会社の広報PRを成功させるヒントがつまっているのです。

では、ライバル会社のマスコミ露出を分析するメリットとは何でしょうか。

1. ターゲット媒体のリストが簡単にできる

ライバル会社はどんな媒体に露出しているでしょうか。

  • 全国紙の新聞?
  • 業界紙?
  • 専門誌?
  • テレビ番組?
  • WEB媒体?


ライバル会社が露出している媒体=自社のターゲット媒体です。

できれば、すべてリストアップしてみてください。

これで簡単に、しかも,露出確度の高いマスコミリストができます。


「うちの会社はどんな媒体に露出できる可能性があるのだろう……」

などと、頭を悩ます必要はありません。

2. 露出しやすいネタや切り口が見つかる

ライバル会社はどんなネタや切り口で露出しているでしょうか。

  • 新商品発表?
  • 社長インタビュー?
  • 人事情報?
  • 事業戦略?
  • 社内制度の話題?


これらを分析することで、皆さんの業界では、どんなネタならマスコミ露出しやすいかがわかります。

「自社のどんな情報が広報PRのネタになるかわからない」

などと、頭を悩ます必要はありません。

3. 広報活動の目標設定ができる

ライバル会社は年間何件くらい露出しているでしょうか。また、過去3年間の推移は?

ぜひこの数字を、御社の過去の露出件数と比較してください。

もし、ライバル会社よりもマスコミ露出の件数が少ないなら、まずは、ライバル会社の露出件数を超えることが、皆さんの会社の当面の目標になります。

「広報PRの効果測定は難しい」
「どのくらいマスコミに露出したら広報が成功なのか、わからない」
​​​​​​​

などとよく言われますが、ライバル会社との比較で判断するのは、非常にわかりやすい基準のひとつです。

野澤直人

著者/ 野澤 直人
株式会社ベンチャー広報 代表取締役

大学卒業後、経営情報サービス会社に入社。 マスコミ業界に転じ、ビジネス誌の編集責任者としてベンチャー経営者500人以上の取材を経験。その後、当時無名だった海外留学関連のベンチャー企業で広報部門をゼロから立ち上げ毎年100~140件のマスコミ露出を実現することで、5年で売上10倍という同社の急成長に貢献する。 2010年に日本では珍しいベンチャー企業専門のPR会社として株式会社ベンチャー広報を創業。以来9年間でクライアント企業300社以上の広報活動を支援する。宣伝会議での広報セミナーの講師など、講演・講師実績も多数。著書に『【小さな会社】逆襲の広報PR術』(すばる舎)。

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