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育休の取得で深まった家族の絆。子育てと仕事を両立し、才流で新規事業を盛り上げたい

細田 祐平
コンサルタント
Hosoda Yuhei
職種
コンサルタント

学生時代は飲食店の経営に携わり、卒業後はコンサルティング会社で大企業の新規事業を支援。その後、起業家・経営者としての挑戦を経て、企業のBtoBマーケティング支援に関わるようになる。

そんな多彩な経験を積んできたのが、才流のコンサルタント 細田 祐平(ほそだ ゆうへい)だ。

2023年には第一子が誕生。子煩悩な父親としての顔を持つ細田に、育休中のエピソードを中心に、これまでのキャリアについて話を聞いた。

初めての子育て。価値のある時間を過ごせた育児休暇

ー 細田さんは、お子さんの誕生にあたって時短勤務と育児休業(以下、育休)を取得していました。休むうえで不安などはありましたか。

私の場合、まず2か月間時短勤務をした後、育休を2か月取得しました。

複数の男性メンバーが過去に育休を取得していましたし、代表の栗原さんからも「絶対に取ったほうがいいよ」と後押しいただいたので、取りづらさはまったくなかったです。

プロジェクトの途中で抜けることに対して不安はありましたが、お客さまにもご理解いただき、メンバーの協力のもとスムーズに引き継ぎできました。とても心強かったですね。

画像:親子ツーショット
インタビューにも同席した長男・晴斗(はると)くんとのツーショット

ー 育休は赤ちゃんの成長を間近で見られる素晴らしい制度だと思います。育休中はどんな生活を送っていたのか、話を聞かせてください。

育休の間は、当然ですが育児に集中していました。おかげで、オムツ替えやミルクなど育児に必要なスキルを身につけることができました。ただ、初めての経験ばかりで戸惑うことも多かったです。

とくに大変だったのが、昼夜問わず3時間おきにやってくるオムツ替えやミルクの時間。24時間休みなく育児に取り組むのは、事前にスケジュールを組める仕事よりも大変でしたね。

だからこそ、子どもの成長を感じられる喜びはひとしおでした。また時間とともに育児のコツもつかみ、徐々に余裕が生まれてきました。妻も少しずつ自分の時間が持てるようになり、育休を取得したことをすごく感謝してくれています。

嬉しいことも大変なことも妻と共有しながら初めての子育てに取り組むという、非常に貴重な経験ができました。

ー 才流は子育て世代のメンバーも多く、困ったときは協力して支え合うのが当たり前という考えが根づいています。子育てについての悩みも相談しやすいですよね。

才流には子育て中の方が多く、とても助かっています!

子育てをするうえで、どんなことに気をつけたほうがよいか、どんな支援があるのかなどの子育てメソッドも豊富で、非常に助かりました。プライベートでの気づきやよかったこともシェアする文化があって、とてもいいですよね。

才流のメンバーからアドバイスを受けて、我が家では子育てにさまざまなガジェットを活用しています。一番活用しているのはベビーモニターです。パソコンとベビーモニターを常時接続しておくと、画面の端っこに赤ちゃんの様子が映し出されます。

写真:PCに投影したベビーモニターの画像
ベビーモニターなどの便利な育児ガジェットを活用している(写真提供:才流 細田)

部屋の温度や湿度、赤ちゃんがうつ伏せになっていないかなどの異常な状態も検知してくれるんです。仕事をしながらでも、別の部屋にいる赤ちゃんのことが見守れるので重宝しています。

ー すごい!今はそんな便利なものがあるんですね。今回、育休を取得してよかったことを教えてください。

最もよかったのは、家族と話す時間が持てたことです。

リモートワークを続けていくうえで、家族の理解と協力は欠かせません。育休中に、リモートでの働き方や生活リズムについて妻と時間をかけて話し合うことができました

夫婦での役割分担や育児のルーティンも定まってきたので、育休が明けてからもスムーズに仕事と育児を両立できています。

経営の実践と理論に挑戦した大学時代

ー キャリアについても話を聞かせてください。細田さんは大学生の頃に飲食店の経営に携わっていたそうですね。

大学入学前から何かの経営に関わりたいと考えていました。

大学生だけで経営する居酒屋が新橋にあるという話を聞いて、その店を引き継げないかなといろいろ調べていたら、ちょうどタイミングよく引き継ぎの話が来たんです。その店の運営権を譲り受けて、経営者としての1歩目を踏み出しました。

写真:インタビューに応える才流コンサルタント細田

大学でも経営や事業について学ぶため、国際経営を学ぶゼミに入りました。多国籍企業の経営戦略を研究するゼミだったので、卒業後の進路としてコンサルティング会社を選ぶ人が多かったんです。

そんなゼミに入ったことでコンサルティング会社に興味を持ちました。会社や事業がうまくいくための秘伝のタレを知っていそうだなと(笑)。

ー 大学卒業後はどのような進路を選んだのですか。

最初のキャリアは、戦略系と呼ばれるコンサルティング会社に就職しました。入社してすぐ、大手企業の新規事業プロジェクトへの参加、マネージャー研修講師や海外カンファレンスへの参加など、若手ではなかなかできない経験をさせてもらいましたね。

プロジェクトを通じて学んだのは、大企業の新規事業とゼロから立ち上げるベンチャーの新規事業はまったく違うということです。

大企業は膨大なアセットを持っている一方で、組織が大きく意思決定プロセスが複雑です。あらゆるリソースを持っているように見える大企業ですが、実際に社内の各部門を巻き込んで新規事業を進める際は、ベンチャー以上に大変なこともあります。

そのような状況で、コンサルティング会社として各部門の橋渡しをしたり、大きな構想を描いて外部の協力を仰いだりしながら新規事業をつくる過程にやりがいを感じました。その一方で、自分の手で事業をつくってみたいと強く思うようになったんです。

起業を通じて、BtoBマーケティングの可能性に気づく

ー 起業も経験したとか。そのあたりのお話も聞かせてください。

コンサルティング会社を退職したあと、大学時代の友人と共同で起業しました。自分が若者であることが強みになると考えて、法人向けのSNSマーケティング支援を主軸にビジネスを展開しました。友人はサービス開発を、私は営業体制の構築やコンテンツ制作など営業とマーケティング全般を担当していました。

その後、コロナの影響もあって会社を事業売却することになりました。時間ができたので、私個人でさまざまな会社のマーケティング支援に関わり始めたんです。支援を続けるうちに、あることに気づきました。

それは、思った以上にBtoBマーケティングを知らない会社が多いということ。実際に、新規事業が伸びずに困っていた知り合いの会社に、コンテンツによるリード獲得やナーチャリングなど、BtoBマーケティングでよく取り入れられる概念をひととおりアドバイスすると事業が安定して成長していきました。

写真:インタビューに応える才流コンサルタント細田

BtoBマーケティングはもっと多くの会社に取り入れられるべきなんじゃないか?」と思い、今後のキャリアはBtoBマーケティングを軸にしたいと思うようになりました。ちょうどそのタイミングで、才流が採用セミナーを開催することを知り、参加したんです。

ー 才流のことは知っていたのでしょうか。

「BtoBマーケティングといえば才流」だと第一想起していました。

セミナーに参加して話を聞くと、新規事業のコンサルティングや社内新規事業の立ち上げが始まったところだといいます。才流であれば、自分がやりたかったBtoBマーケティングの最先端を追求できますし、これまでの自分の経験もいかせるのではないかと思い、選考に応募しました。

オープンな社風がメソッドを生み出す土壌を育む

ー 細田さんにとってベストなタイミングで入社したのですね。現在はどのような業務を担当しているのでしょう。

新規事業開発とBtoBマーケティングのコンサルタント、そして、社内の新規事業を担当しています。

一般的に新規事業開発の方法には正解がないと言われていますが、才流ではPMF(※1)の考え方をベースに仮説検証の方法がメソッド化されています。これらのメソッドと自分自身の経験を活用して、お客さまの新規事業を、構想段階から実行フェーズまで一貫して支援できるのは面白いですね。

同様に、BtoBマーケティングの領域で豊富なメソッドがあります。実際に、Webサイトのコンバージョン率改善や受注率・売上など事業にインパクトがある支援ができているので、非常にやりがいが大きいです。

そのほかに社内新規事業も担当しています。社内新規事業では、インサイドセールスのコンサルティングやPMF伴走支援などいくつかのサービス立ち上げに関わりました。新規事業以外にも、カンファレンスなど、社内で新しい活動を始めるときには関わることがありますね。

ー 入社の前後で才流に対する印象は変わりましたか。

才流は、近寄りがたいイメージを持たれがちだと思うんです。

私も入社した当初は「こんな歴戦のプロたちに、初歩的なことを聞いてもいいのだろうか」と、不安に思うことがありました。でも、思いきって質問してみると「たしかに。ちょうど同じことで悩んでたよ!」と親身に答えてくれる方ばかりです。

社内のコミュニケーションがオープンである点は、よい意味でのギャップでしたね。

質問や相談をしやすい風通しのよい社風があるからこそ、メンバー同士が活発にコミュニケーションを取り、新しいメソッドが生まれやすいのだと思います。

写真:インタビューに応える才流コンサルタント細田

幼い頃からの使命を抱き、才流での挑戦

ー 今後はどのようなキャリアを歩んでいきたいと考えていますか。

まずは才流のコンサルタントとして、大企業やスタートアップのビジネスを支援し、新規事業の立ち上げや成長に貢献できるよう、全力を尽くしていきたいです

地道な活動ですが、新しいビジネスがどんどん生まれることが日本の発展につながっていくのかなと考えています。

将来的には、また自分でも事業に取り組みたいですね。現在住んでいる埼玉県や、地元である香川県でもチャンスがあれば何か始めてみたいなと考えています。

ー 細田さんの言葉からは新規事業に対する強い思いが感じられます。何かきっかけがあったのでしょうか。

実は、子どもの頃から事業をつくることにずっと興味があったんです。

よく遊びに行っていたサーフショップが近所にあったのですが、そこのオーナーがよく海外を渡り歩いた話や、お店を立ち上げた時の話をしてくれました。彼の話の中にあった、「学校の勉強も大事だけど、やりたいことを仕事にする力を身につけろよという言葉が、ずっと頭に残っています。

机上の空論ではなく、お客さまや自分がやりたいと思うことを事業化し、成功させることが使命のように感じています。

今後も、変わらぬ思いで新規事業に向き合い続けていきたいです。

(撮影:ヤマダヤスヒコ)


※1 PMF(ピーエムエフ):Product Market Fit(プロダクトマーケットフィット)の略。商品が顧客のニーズを満たし、正しい市場に提供されている状態を指す。

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