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変革マインドが高い企業の支援を起点に、ビジネスの力で社会課題を解決したい

野田 拓志
コンサルタント
Noda Hiroshi
職種
コンサルタント

パワフルなキャリアを歩んできた、コンサルタントの野田 拓志(のだ ひろし)。

一橋大学大学院のMBAコースで経営戦略を学び、起業家支援のコンサルティング会社に就職。翌年から早稲田大学で非常勤講師を務め、学生の新規事業立ち上げを支援。さらに2021年からは、父親と共に「合同会社NOD」を創業──。

そんな野田が、次なるステージに才流を選んだ理由とは。

経営や起業支援を専門に選んだ背景や、才流で感じた仕事のおもしろさ、働く魅力について聞いた。

経営や起業に興味を持つきっかけとなった、幼少期の海外生活

ー これまでのキャリアについて教えてください。

野田 大学院卒業後、起業家支援のコンサルティング会社に就職しました。
コンサルタントという肩書きでしたが、経営戦略から集客・営業支援、サービス開発、企業理念づくり、人材採用まで本当に何でも手がけていましたね。

同時に早稲田大学の非常勤講師として起業家育成の授業を担当したり、2021年には地元静岡で父親と親子起業し、放課後等デイサービスの経営を始めたり。才流に入社するまでは、「コンサルタント」「大学講師」「経営者」の三足のわらじをはいていました。

コンサルタントの野田 拓志

ー 大学時代から起業や経営まわりに一貫して携わっていますよね。なにかきっかけがあったのでしょうか。

野田 小学生時代の3年間をインドネシアで過ごして、そのときに感じたことが私の原動力になっています。

当時、日本とインドネシアの経済格差は、今よりも大きなものでした。

私は運転手付きのクルマで通学していましたが、そのドアを一つ隔てた先では同い年の子どもが裸足で道に座り、施しを乞うている。生まれた場所が違うだけで、こんなにも差が生まれてしまうのかとショックを受けたんです。

一方で、政治運動が活発な時期でもあり、社会を変えていこうとする人々の力強さもまざまざと感じてもいました。力を出す方向性さえ間違えなければ、この人たちは現状を変えられる。子どもながらに、そんなふうに思っていたんです。

それから「貧困問題の解決」が、私の人生のテーマになりました。

ー貧困問題の解決というと、国連やJICAなどの公的な機関による支援のイメージがあります。

野田 そうですね。でも私は、途上国が自分たちの力で持続的な成長を目指すために「ビジネス」の力が重要だと考えたんです。

さらにビジネスのなかでも、私は途上国で働く個人事業主の方々の支援に関心があります。

貧困問題の解決方法として、資本を持つ海外の企業が現地でビジネスをするケースがありますが、それでは本当の意味での自立とは言い難い。その土地で生まれ育った人たちが興す個人事業に関わり、貧困問題の解決につなげていくことが理想です。

その実現のためには、まず自分自身にビジネスを成功させる力をつける必要があります。日本でも注目され始めていた社会起業家という存在にも背中を押され、経営と起業を軸に進路や就職先を選んできました。

日本の活性化には業界トップクラス企業の変革が必要

ー 強い課題意識を持つなか、なぜ才流への入社を決めたのですか。

野田 「途上国の貧困問題を解決したい」と考える一方で、日本の閉塞感の根強さも感じていました。

前職で支援していたのは、スタートアップや地域密着の中小企業です。経営課題の解決や事業成長の支援など手応えを感じてはいましたが、「日本をけん引するトップ企業が変わらないと、日本は大きく変わらないかもしれない」と考えるようになっていました。

小規模の企業は、良くも悪くも大手の影響を受けやすく、業界トップの動向を見てさまざまな意思決定をします。

ならば、ボトムアップを変えていくよりも、業界トップクラスの企業から変えていくほうが日本の閉塞感を打破する近道だと感じたんです。

ー たしかに、たとえば一連の働き方改革やSDGsへの取り組みも、まずは大手企業から始まり、社会へ広がっていく流れがありますよね。

野田 才流は大手や業界トップクラス企業との取引が増えていましたし、クライアントの多くはマーケティング戦略で従来のやり方を変えていこうとする変革マインドの高い企業です。

加えて、前職では集客から営業や採用まで、あらゆるビジネス支援をしてきましたが、やはり重要なのはマーケティングの戦略部分だと感じたんです。

マーケティングがうまくいき、利益を出せる仕組みができれば、集客も営業も採用も最終的にはうまくいく。

また、ビジネスの最初の歯車をまわすマーケティングを学ぶことは、いずれ貧困問題の解決というテーマで、私自身がビジネスを興すときにも強みになるに違いない。そう考え、才流へ入社しました。

インプットとアウトプット、両方が仕事になるおもしろさ

ー 才流での仕事のおもしろさは、どんなところにありますか。

現在は「BtoBマーケティング」と「大手企業の新規事業・PMF支援」の両方のコンサルティングを手がけています。

仕事はすべておもしろいのですが、私自身は、戦略を考えるプロセスがとくに好きです。市場調査やインタビューを通して企業の強みを見える化し、社内外にその強みが伝わるように言語化していく。すべてがピッタリとはまったときには、仕事の醍醐味を感じます。

あるプロジェクトでサービスの価値の言語化を支援したときに、クライアントからこんな声をいただきました。

「これまで自社サービスの価値をなかなか表現しきれずにいましたが、この言葉こそ私たちが言いたかったことです。このメッセージにこめられたサービスの価値を営業全員が理解し、発信していくことが、これから生き残っていくための戦略の一つになります」

この声は本当にうれしくて、私にとっても励みになりました。

ー 才流に入社したことで成長したこと、自身のスキルが向上したと感じられる点があれば教えてください。

野田 大手企業の組織構造や文化を理解した支援ができるようになったことが、一番の変化かなと思います。

才流に入社する前は、クライアントの社長と直接やりとりするケースが多かったんです。

ですから、何でも小さく早くスタートして、PDCAをまわしながら軌道に乗せていくというスタイルが染みついていました。自分の強みとして、才流での新規事業支援でも活かせていると感じています。

しかしこのスタイルは、大手企業へのコンサルティングでは通用しづらいものです。組織が大きければ大きいほど、決裁ルートが複雑ですし、階層も増えます。

承認を得られやすい稟議のあげ方やキーパーソンへのアプローチ方法など、クライアントが置かれている環境を理解した支援が必要だと、あらためて実感しました。

ー 野田さんは「新規事業の社内会議プレゼンテーションテンプレート|突破のための15のポイント」というメソッドも発信されていますね。

野田 新規事業の立ち上げを任されている方から「一番苦労するのは社内会議の突破」だという話を聞いたんです。

では、うまくいっている方はどんな準備や工夫をしているのだろうと、さまざまな方にインタビューし、ポイントをまとめました。新規事業立ち上げの書籍も複数読みましたが、社内稟議に言及しているのは、ほんの数行。テンプレートまでつくられているものはありませんでした。

当初は、私自身が関わっているプロジェクトでお役に立てたら、という気持ちだったのですが、SNSで発信したところ、想像以上の反響をいただいて。忙しい新規事業担当者の業務負担軽減に少しでもつながっていたら、うれしく思います。

このように才流では「学びをメソッド化するためのインプット」と「コンサルティングというアウトプット」を連携しながら、両輪でまわせるんですよね。それが自分自身のスキルアップにもつながっていると感じます。才流で働く魅力の一つです。

「新規事業の立ち上げ・PMF支援」で第一想起される存在に

ー 才流に入社してみて、イメージと違ったことはありましたか。

野田 前職から私はリモートワークですし、働き方そのものに、大きなギャップは感じませんでした。

入社前は、クールな人たちが集まる会社という印象を持っていましたね。

ただ入社前のカジュアル面談で、澤井さん(山本)瑞人さんに会い、そのイメージは払拭されました。お二人ともふわっとした穏やかな、おもしろい人なので(笑)。

それに、才流はチャット(Slack)がにぎやかです。何か発信すると、すぐにレスがあるので、みんなで一緒に働いている感覚を味わえます。

迷ったときや、自分が知見をもっていない部分についても、誰かしらが助言してくれます。心強いですし、助けてくれる人が多いですね。

ー 最後に、これから才流で実現したいことを教えてください。

野田 新規事業やPMF支援は、才流としても新しいチャレンジで、支援プロジェクトも増えています。一つひとつ形にして、成果を出していきたいです。

「あの会社の新規事業、才流が関わっていたらしいよ」と言われたり、新規事業を立ち上げる際に第一想起されるような存在になれたら、うれしいですよね。

現在は、新規事業のプロジェクトに関わっているメンバーで定例ミーティングを開き、随時勉強会や情報交換を行っています。

フットワーク軽く、新しいことに挑戦したいというクライアントが多いので、社内外の知恵を集結してさまざまなトライをしながら、お客様のビジネスを成功に導いていけるよう力を尽くしたいです。

(インタビュー・文:猪俣奈央子 編集:水谷真智子)

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