ブログやコラムなどのコンテンツを活用して、集客やリード獲得に取り組む企業は少なくありません。その一方で、「ブログやコラムで集客はできるようになったものの、コンバージョンにつながらない」という声をよく耳にします。
実際にサイトを見てみると、CTAが適切に配置されていないケースがほとんどです。ここでは、すぐに取り組めるCTAの改善方法について解説します。
CTAをテキストリンクにする
ブログ・コラムのような記事コンテンツでは、バナー=広告と認識されてしまう懸念があります。一方、バナーではなくテキストリンクを設置すると、自然と読んでもらえる可能性が高まります。
ブログ・コラムでは記事の文脈に沿って、テキストリンクを挿入しましょう。才流でも記事ごとに文脈に沿ったテキストリンクを追加したことで、コンバージョン数がひと月で50件以上増えました。
記事ページには最低限3つのCTAを設置する
- タイトル直下 or 目次の前か後
- 2つ目のH2(見出し)の直前
- 記事の末尾
1. タイトル直下 or 目次の前か後
商品・サービスの詳細やホワイトペーパーなど、まとまった情報を探しているケースでは、「記事を読む」以外の目的を持って訪問するユーザーが存在します。こういったユーザーは、極端に言えば「コンバージョンしたい」ユーザーなので、タイトルの直下や目次の前後など記事の上部で早めのオファーを提供するほうがユーザーの利益につながります。
Doクエリ(※)と呼ばれる検索から流入したユーザーや、顕在ニーズを持ったユーザーはとくにこの傾向があります。
※ Doクエリ:何かをやりたい、購入したいなどの具体的なアクションを求めるユーザーの意図を示すコンバージョンに近い検索キーワードのこと
2. 2つ目のH2(見出し)の直前
2つ目のH2(見出し)の直前は、一般的に記事からの離脱が多くなりやすい箇所です。ここに、1〜5行程度のテキスト主体のCTAを置きましょう。
サイトを訪れたユーザーの目的は、「言葉の意味を知りたかっただけ」というケースも多く、本文の冒頭を読んで納得して離脱していきます。また、H2はデザイン的に「切れ目」になるので離脱が発生しやすく、実際にこの位置で半数近いユーザーが離脱する場合があります。
もしも読者の50%以上が冒頭で離脱していることが確認できている場合は、異なるCTAを2つ置くのも効果的です。
3. 記事の末尾
記事の末尾はCTAが置かれる定番の位置ですが、最後まで記事を読むユーザーは少ないためセッション数やページビュー数に対しての表示数は少なくなります。
ただし、表示数に対してクリックやコンバージョンの割合は高いので、記事の末尾のCTAはかならず設置しましょう。記事を読み切ったユーザーは、熱量が高いうえに次に何をしようかと手持ちぶさたになるからです。