商品・サービスの認知獲得や理解促進、信頼性の獲得に寄与する事例コンテンツ。一方で、社内に制作体制がない、制作コストが大きすぎる、顧客に依頼しづらいといった悩みを抱える企業も少なくありません。
事例といえば記事のような読み物コンテンツを想像する方がほとんどですが、実は事例コンテンツには、さまざまな形があります。目的やリソースにあわせて、できることから取り組みましょう。
作成の負担が軽いものから取り組む
とくにユースケース・ケーススタディ、お客様の声、企業ロゴの3つは作成の負担も軽く、すぐに取り組めます。作成リソースやコストがない場合は、この3つから実施を検討していきましょう。
1. ユースケース・ケーススタディ
「大手製造業」「首都圏に複数の店舗を展開する小売業」のような形で、顧客の名称を出さずに商品・ サービスの利用状況を説明するパターン。顧客との調整が不要で、商品・サービスの内容を説明できるのがメリットです。
ただし社名を出さないとはいえ、ユースケース・ケーススタディ形式で紹介する顧客には事例コンテンツを作成する旨を伝えておきましょう。
2. お客様の声
「お客様の声」として、実名、もしくは匿名で顧客の声を紹介する形式。商品・サービスの理解を促すのはむずかしいですが、生の声としてリアルな雰囲気を伝えられます。匿名で公開する場合も、なるべく参考情報として業種業態、企業規模、地域といった情報を記載するようにしましょう。
3. 企業ロゴ
商品・サービスの導入企業のロゴを掲載する形式。読み手側はテキストを読む必要がなく、提供側にも作成に関して大きな負担がないことがメリットです。ターゲットに近い企業のロゴがたくさん並んでいるのが理想的な状態です。