次に、候補に挙がった展示会の情報を整理し、出展する展示会と獲得目標を決定します。
ここでは第2章でも紹介した展示会計画・出展準備テンプレート内の「出展候補選定」シートを使います。まだダウンロードしていない場合は、ダウンロードしてください。
展示会計画・出展準備テンプレート(Excel形式)をダウンロードする
※個人情報の入力は必要ありません。 クリックするとファイルがダウンロードされます。
出展候補選定シートの項目に沿って、展示会の概要や実績を入力していきましょう。
展示会の基本情報(A〜G列)
A列に展示会名を入力し、B〜G列に主催者や開催エリア、会場などの情報を入力します。開催エリアや会場は、選択肢がなければマスタシートに項目を追加してください。
前回来場者数とターゲット(H・I 列)
A列に入力した展示会について、前回の来場者数を調べて入力します。来場者数は当該展示会のWebサイトやプレスリリース、先述したジェトロのWebサイトなどで確認できます。
とくに2年に一度、3年に一度しか開催されない展示会は、コロナ禍の影響を受けている可能性があります。開催状況や来場者数は、コロナ禍以前の情報も確認し、J列のフリーコメント欄に入力しておきましょう。
このあと出展の判断をするときに役立ちます。
出展優先度と優先度の理由(K・L列)
K列の出展優先度は、次の3つから選択します。
- 出展必須
- 展示会に注力するなら検討
- 余力があれば
自社のマーケティング戦略や来場者の属性、過去の開催レポートを参考にして優先度を検討してください。ブース装飾の専門企業や代理店など、展示会出展にくわしい企業に相談するのも有効です。
L列の優先度の理由は、社内で共有するためのものです。社内の人が理解できるように、K列で選択した優先度の背景にある理由を入力しましょう。
出展候補が出そろったら、投資対効果試算シートで投資対効果を確認し、出展する展示会と、名刺・バーコード、ヒアリングシートの獲得目標を決定します。
これらの獲得目標は、投資対効果試算シートを使えば次の目安に基づいて自動で算出されます。詳細は、第2章「テンプレートの概要と使い方」で説明したとおりです。