出展費用をおさえたい場合に有効な選択肢となるのが、共同出展です。
共同出展とは、自社だけでブースを構えるのではなく、複数の企業・団体でブースを共有して出展する形態です。
共同出展の2つの形態
共同出展の形態には、次の2つがあります。
1.所属団体名での出展
自治体や産業クラスターなど、自社が所属する団体の展示ブースの一角で出展する
2.連名での出展
関連する、もしくは同じ業界の企業・団体が連名で1つのブース(1区画)で出展する
共同出展のメリット・デメリット
共同出展には次のようなメリット・デメリットがあります。
共同出展のメリット
- 自社だけで出展するのに比べて、出展費用が安くなる
- 複数の企業・団体が参加するため準備にかける人的リソースを削減しやすい
- 自社に出展経験がなくても、一緒に出展する相手にノウハウがあればサポートしてもらえる
- 自社だけでは獲得できないリードを獲得できる
共同出展のデメリット
- 自社のスペースや商品・サービスが目立たなくなる可能性がある
- 自社のターゲット外の来場者がブースを訪れる可能性が高くなる
- ブースで訴求するメッセージや運用ルールなどが、希望どおりにならない可能性がある
- 打ち合わせは調整などの工数が増える
共同出展には多くのメリットがありますが、共同出展するパートナー選びが重要です。
相手の出展目的や展示会経験の有無、役割分担、獲得したリードの取り扱い方などを踏まえ、互いにメリットがあるかどうかをよく確認したうえで出展の判断をしましょう。
また、共同出展のルールや規定は、展示会によって異なります。あらかじめ主催者に確認してください。