サイト訪問者が最初にアクセスするページをランディングページ(LP:エルピー)と呼びます。広告のリンク先として作成されることが多く、BtoB商材においても多くの企業が作成しています。
本記事では、ランディングページの企画やラフ案制作を担当される方向けに、構成・デザインの指針となる標準ワイヤーフレームのテンプレートを公開します。
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ランディングページから訪問者にコンバージョンしてもらうために、成功ポイントが詰まったワイヤーフレームになっています。ぜひご活用ください。
なお、本記事と標準ワイヤーフレームは、株式会社WACUL 取締役CIO 垣内 勇威様(@yuikakiuchi)に監修をいただきました。
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ランディングページ設計の考え方
ランディングページを設計する際、最初に考えることは来訪ユーザーの「商材への関心度合い」です。これは、ランディングページへの集客手段から予測できます。
例えば、検索して商材の情報を探している人は関心度合いが高いユーザー、SNS広告から流入する人は関心度合いが低いユーザーなどと分けられます。
次に、来訪ユーザーに提示したい「CTA(Call To Actionの略で喚起させたい行動を意味する)」を決めます。関心度の高いユーザーには「問い合わせ」や「資料請求」、関心度の低いユーザーには「お役立ち資料のダウンロード」や「ウェビナー申込」などをCTAとして設置します。
商材への関心度合いにマッチするCTAを設置するのがポイントです。整理すると、下図のように表せます。
つまり、ランディングページは「潜在ユーザー向けランディングページ」と「顕在ユーザー向けランディングページ」に大別できるのです。
潜在ユーザー向けランディングページ
潜在ユーザー向けランディングページは、主にFacebookやInstagramなど、SNS広告のリンク先となるページを想定しています。
潜在ユーザーに対しては、CTAのハードルは低めに設置しましょう。ホワイトペーパーなどの「お役立ち資料」ダウンロード、「ウェビナー申込」などをCTAにすることを推奨します。
CTAのハードルが低ければ、説得に要するコンテンツが短くても、ランディングページは成り立ちます。
よって、個人情報の入力がしやすいフォーム一体型ページを、標準のワイヤーフレームとします。
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※サンクスページとプライバシーポリシーページのワイヤーフレームも、セットになっています
顕在ユーザー向けランディングページ
顕在ユーザー向けランディングページは、主にリスティング広告のリンク先となるページを想定しています。
検討度が高いユーザー向けのコンテンツのため、CTAは「問い合わせ」や「資料請求」を設置しましょう。コンテンツ内容は、「売れるロジック」で整理することを推奨します。
※売れるロジック:BtoBにおける顧客の最大の関心事は課題解決であることから、商品が顧客の「課題解決」をどのように行うか、ロジカルに説明できるようにするためのフレームワーク。
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※お問い合わせページ、サンクスページ、プライバシーポリシーページのワイヤーフレームもセットになっています
なお、顕在ユーザー向けLPワイヤーフレームにて意識したポイントは次のとおりです。
- ファーストビューに資料請求フォームを露出し、CV率向上を狙う
- ファーストビューエリア(冒頭にあるメインコピーと資料請求フォームが掲載されている部分)の縦幅を広めにとることで、ファーストビュー完結型を演出する
- 文脈に合わせたCTAをページ途中に設置する
今回はランディングページの標準ワイヤーフレームを2種類紹介しました。BtoBマーケティングにおいて、ランディングページはコンバージョン率を高める重要な要素です。PowerPointとAdobe XDをご用意しましたので、ぜひご活用ください。
ガイドブックでは才流がこれまでに開発したメソッドをまとめているため、これ一冊でBtoBサイト改善を網羅的に無料で学ぶことができます。⇒基礎から実践まで一冊で学べるサイト改善のガイドブックをダウンロードする(無料)
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※関連動画:BtoB商材のLP設計手順【売れるロジック】解説