奄美大島に移住しフルリモートで活躍する複業マーケターから見た、才流らしさと働く魅力。

2021年、才流のエグゼキューション部門が本格始動する。エグゼキューション部門で手がけるのはBtoB営業・マーケティングのコンサルティングに留まらない。才流のメソッドを活かしたBtoB営業やマーケティング活動の“実行”までを手がけ、顧客の成果により深くコミットしていくミッションを担う。

コンサルタントとして活躍し、これまでの案件で才流のメソッドを活かし、この”実行”部分を推進してきたのが本インタビューに登場する加藤 真守。

実は彼は、才流の正社員ではなく、複業で才流のプロジェクトにジョインしているBtoBマーケター。客観的な視点から見た、才流の強みや働く人の魅力とは。また奄美大島という移住先で複業マーケターとしてフルリモートで働く彼のワークスタイルに迫った。

※取材はオンラインでの実施、撮影のみ奄美大島で実施いたしました。

加藤 真守(かとう まもる)

1984年、兵庫県神戸市出身。セキュリティエンジニアを経験後、BtoBコンサルティング企業の経営企画部にて社内システム・マーケティング・広報担当マネージャーを務める。2016年、サムライト株式会社に入社。コンテンツマーケティングやオウンドメディアのコンサルタントとして50以上のプロジェクトを牽引。2018年奄美大島に移住し、サムライトの事業・商品開発や奄美大島支社の立ち上げを行いながら、複業を本格的にスタート。同年8月より株式会社才流にジョインし、リモートワークメインで活動中。 

@mamowrite

市場価値を高めつづけることを意識したキャリアの変遷

ー 才流にジョインするまでのキャリアについて聞かせてください。

昔から、「自分はサラリーマンに向いていないだろうな」と思っていて、高校卒業後は就職せず、アルバイトで友人のシステム会社を手伝ったり、独学でITの資格を取ったりしていました。

ただ一方で、学がない自分は、「手に職をつけなければ生きていけないだろう」とも感じていて。ITの仕事は性に合っていましたし、せっかく取った資格を活かして実務経験を積もうと。それで、東京のシステム会社に就職して、サラリーマンになりました(笑)。 

就職した当時、心に決めていた目標があります。それは「30歳で年収600万円」を稼げる市場価値を身につけること。ただ、エンジニアの仕事を2年弱続けたころ、悟ってしまったんです。業界の構造上、「このままこの場所にいても、目標とする年収には届かないだろう」と。そこで独立系のコンサルティング会社に転職しました。

社内SEとして入社したのですが、僕の上司であるシステム部の部長が非常に優秀な方で、どんどん出世していきました。自然と、僕に任される仕事の領域も広がり、営業企画から広報、マーケティング施策の企画実行まで、なんでもやりました。

ー このコンサルティング会社には約7年勤められたのですよね。充実した日々を送っていたようにお見受けしますが、その後、サムライト株式会社に転職された動機は何だったのでしょうか。

まだ何も整っていないスタートアップに魅力を感じたとか、幹部の人たちと馬が合ったとか、いろいろな理由がありますが、一番は「コンテンツマーケティングを極めたい」と思ったからです。

実は、コンサルティング会社で「30歳で年収600万円」の目標には到達していました。でも、はたして「この年収は、僕の市場価値に合っているのだろうか」と疑問に感じたんです。「この会社にいるからこそ貰えている給与なのではないか。いま市場に出ていったら、自分にプレイヤーとしての価値はどれだけあるのだろうか」って。

当時、コンテンツマーケティングは、専門特化したプレイヤーがほぼいない領域でした。つまり、競争率が低い領域だったわけです。コンサルティング会社で培ったBtoBマーケティングのノウハウに、コンテンツマーケティングのノウハウをかけ合わせたら、自分の市場価値が高まるのではないかと考えました。サムライトでもう一度、勝負しようと思ったんです。

複業リモートワーカーの道を決意したタイミングで才流へジョイン

ー サムライトでコンテンツマーケティングのコンサルタントとして活躍されたあと、2018年に複業で才流にジョイン。何がきっかけだったのでしょうか。

サムライト時代の同期の澤山さん(@diceK_sawayama)が会社を辞めたあと、編集者として、才流のオウンドメディアの編集・企画を手伝っていたんです。澤山さんから「才流っていう会社で、WebディレクターやBtoBマーケティングのコンサルティングの仕事ができる人を探しているんだけど、やらない?」と声をかけられたのがきっかけでした。 

2018年は、僕にとって転機となる年。サムライトの社員として仕事をしながら、奄美大島に移住したタイミングだったんです。複業リモートワーカーになると決めていましたから、「その一つとしてやってみないか」と誘ってもらったわけです。

まずは、才流のコンテンツ制作のサポートからはじめ、徐々に、顧客のWebサイトリニューアルやLP制作などのディレクションに携わるようになりました。今では、BtoBマーケティングのコンサルティングからWebサイトリニューアルなどの実務部分を含め様々なプロジェクトに関わらせてもらっています。

ー フルリモートでプロジェクトに携わる苦労はありますか。

奄美大島に移住し、ほぼすべての仕事をリモートで行っていますが、僕自身は、なにか特別なことをしている感覚はないんです。

リモートであれ対面であれ、行うべきことは同じ。マーケティングで成果をだしたり、目的に合った制作物をつくったり。求められている本質的なゴールを捉えて、やるべきことをきちんとやるだけですから。リモートワークを言い訳にしちゃいけないと思います。少なくともデジタルの世界では、「リモートワークだからできない」仕事はないというのが僕の考えです。

ただ、「普段できていないことがリモートワークだと顕在化しやすい」側面はあるかもしれません。コミュニケーションが雑な人は、リモートワークだと余計に認識違いやミスが起きやすい。コミュニケーションも、仕事の進め方も、マネジメントも、自分が改善すべきポイントが見つかることは多いですね。

才流で活躍できるのは「why」や「what」を考えられる人

ー 複業マーケターとして、さまざまな企業と仕事をされている加藤さんだからこそ感じる、「才流らしさ」「才流ならではの文化」はありますか。

そうですね…ひと言でいうと「メソッドオタク」でしょうか(笑)。

たとえば才流では、誰かがノウハウやナレッジ、メソッドを見つけて共有したときに、ものすごく盛りあがるんですね。ほかの企業と比べて、圧倒的にメンバーの反応がいいなと感じます。

ある意味、メソッドって、その本質を理解して使いこなせるレベルの人じゃないと、共有されても反応できないんですよ。そういう意味でも、ビジネスの基礎能力や思考力、戦闘能力が高い人たちが集まっている印象を持っています。

ー どのような人が「才流で活躍できる」「才流に合っている」と思われますか。

マーケティングの手法のみならず、ビジネスの本質を突き詰めて考えることに興味がある人、ですね。

先ほど、才流にはメソッド好きが集まっていて、ビジネスの戦闘能力が高いとお話しました。それはつまり、顧客のビジネスを成功させるためにいま何が必要で、効率よく成果を最大化させるためにどうすればいいかの道筋をつけられる、という意味だと思います。

BtoB営業もBtoBマーケティングも突きつめて考えていくと、すべて顧客のビジネスの本質論にたどり着きます。顧客のビジョン達成や発展に貢献したい人に向いている職場だと思いますね。 

反対に、マーケティング手法だけを突きつめたい人に才流は合わないかもしれません。最新のツールや手法を試してみたいとか、広告の成果をあげるために何の施策をやろうとか、「how」にこだわりを持つ人は厳しいのではないでしょうか。

才流で活躍できるのは「why」や「what」を突き詰めて考えられる人。なぜ、このビジネスが世の中に求められているのか。その人々に対してどんな価値を提供すればいいのか。ビジネスの価値を深く理解してもらったり、ビジネスの認知を広げていったりするためには何が必要なのか。そんな視座を持てる人がより楽しめる環境だと思います。

一方で、物事の表層に捉われて本質を掴むのが苦手な人や、上下関係や精神論を重んじる体育会系的な人は、才流には合わないのかなと感じますね。

奄美大島に移住し、才流で複業リモートワーカーを始めて変わったもの、変わらないもの

ー 移住生活についても話を聞かせてください。加藤さんが東京から奄美大島に移住されて2年が経過したと伺いました。奄美大島で複業マーケターとして活動されるなかで心境や人生観の変化はありましたか。

もともと、奄美大島への移住を決めたのは、「死ぬときに後悔しない生き方をするためには、残された時間をどう使えばいいか」という問いに、自分なりに真剣に向き合った結果でした。

移住して、ライフスタイルは大きく変わりました。東京で生活していたときは、美容師の妻とは休みが合わず、平日もお互い朝から晩まで仕事をしていて、一緒に暮らしていても顔を合わせる時間がほとんどありませんでした。でも今は、僕はほぼ自宅で仕事をしていますし、サムライトの奄美大島支社も歩いて10分程の距離。家から支社のあいだに、妻が働く美容院があり、17時には仕事を終えています。移住後に子どもも生まれ、家族で過ごす時間は、比較にならないほど増えました。

実は、人生観がガラッと変わったわけではありません。どこで暮らそうとも、複業しようとも、「死ぬときに後悔しない生き方をしたい」という思いは変わりませんから。でも、このライフスタイルや、東京というある意味、特殊で狭い世界を飛び出し、一社に限定せずにいろいろな人とさまざまな仕事をする働き方は、僕には合っていると感じています。

ー コロナ禍で地方移住や多様な働き方を希望する人が増えています。そんな方にアドバイスをするとしたら、どんなメッセージを伝えたいですか

やりたいのなら、「いつかやりたい」ではなく、「今やる」ことが肝心です。
やらない理由、できない言い訳は、探せばいくらでもありますから。「いつか」と思っていたら、永遠にその日はやってこないです。

挑戦してみて「なにか違うな」と思えば、戻ればいい。移住先に永遠に住まなければいけないわけではありませんから、自分を追いこむ必要もありません。 

それに自分が腹をくくって動き出せば、応援してくれる人や相談に乗ってくれる人があらわれます。私の場合も、当初はサムライトの社員を辞めて移住するつもりでした。しかし、会社にそのまま籍を置くことができ、奄美大島支社を立ち上げて、社員2名の採用まで行ったのですから、人生わからないものです(笑)。

地方でのフルリモートは向き不向きもあるので一概には言えないのですが、東京一極集中ではない、いろんな場所でさまざまな仕事を通して自身を成長させていく、地方複業の働き方が、これからのキャリアの選択肢の一つとして広まればいいなと思います。

(取材・文/猪俣 奈央子 編集=中島 孝輔)


加藤 真守

加藤 真守  Kato Mamoru

1984年、兵庫県神戸市出身。セキュリティエンジニアを経験後、BtoBコンサルティング企業の経営企画部にて社内システム・マーケティング・広報担当マネージャーを務める。その後サムライト(株)にてコンテンツマーケティング、オウンドメディアのコンサルタントなどを経験。2018年4月よりCCM(Chief Content Marketer)となる。現在は奄美大島に拠点を移し、リモートワークメインで活動中。